福井工業大学附属福井中学校・高等学校

福井工業大学附属福井中学校・高等学校概要

福井工業大学附属福井中学校・高等学校は、福井県福井市学園に位置する私立の教育機関です。この学校は、福井工業大学の付属校として、主に科学技術分野に特化した教育がなされています。一般的には「福井」や「工大福井」として知られていますが、地元では「実高」と呼ばれることもあります。この名称は、学校の前身が「福井実業高等学校」であったことに由来しています。

沿革

この学校の歴史は、1959年の福井実業高等学校の開校から始まります。その後、1965年に福井高等学校へと改称され、1978年には現在の名称である福井工業大学附属福井高等学校に変更されました。1989年には中学校が開校しましたが、2020年度からは普通科進学コースの併願を廃止し、専願のみに切り替えました。

設置学科と教育方針

この学校は、特別進学科や衛生看護科など多様な学科を設置しており、特別進学科にはスーパー特進コースや選抜一貫コースが含まれます。また、進学科には2つの類（情報・デザイン・体育分野）があり、学生は自分の興味や適性に応じた教育を受けることができます。

校訓は「信義と礼節」、「質実剛健」、「勤勉と奉仕」となっており、教育理念としては日本の歴史と文化を理解し、自立した人間を育成することが掲げられています。さらに、自分の力を身に付け、個人の尊厳を重んじる人材を育てることに注力しています。

部活動

福井工業大学附属福井中学校・高等学校は、運動部と文化部、さらに同好会も活発に活動しています。特に、男子野球部は春と夏の甲子園に計12回出場し、女子野球部も2012年に創部以来高い成績を収めています。バレーボール部も男子は春高バレーに46回出場し、女子も計8回出場しています。

運動部には、サッカー、剣道、馬術、柔道、陸上などがあり、文化部では吹奏楽や美術アニメ、囲碁・将棋もあります。また、英会話や科学などをテーマにした同好会も活動し、生徒の多様な興味を尊重した環境が整えられています。

アクセス

福井市内からは北陸新幹線や京福バスを利用することができ、福井駅からは約10分の距離です。また、車では北陸自動車道の福井北IC、福井ICから約20分の場所に位置しています。このアクセスの良さも、多くの学生が通いやすい要因となっています。

著名な出身者

この学校は、多くの著名な卒業生を輩出しています。俳優や音楽家、漫画家など、多様な分野で活躍している人物が多い中、特にスポーツ分野での活躍も目立ちます。プロゴルファーや競輪選手、さらには野球やバレーボールの選手としても知られています。

まとめ

福井工業大学附属福井中学校・高等学校は、進学教育の質にこだわり、多様な学科と部活動がある魅力的な学校です。ここでの教育を受けることにより、学生は専門的な知識とともに、人間性を育てる機会を得ることができます。

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