福井県道173号上小池勝原線

福井県道173号上小池勝原線：大野市の山里と自然を繋ぐ道

福井県道173号上小池勝原線は、福井県大野市を走る全長約7キロメートルの一般県道です。大野市上小池を起点に、西勝原で国道158号に接続します。この路線は、奥越地方の豊かな自然と、そこに息づく人々の暮らしを繋ぐ重要な役割を担っています。

豪雪地帯と通行規制

上小池勝原線は、特別豪雪地帯に指定されており、大野市下打波から北側の区間は、積雪や残雪の状況によっては冬期に通行止めとなります。安全な通行を確保するため、道路管理者である福井県土木部道路管理課奥越土木事務所は、積雪状況を常に監視し、適切な通行規制を実施しています。利用される際は、事前に道路状況を確認することを強くお勧めします。

自然豊かな沿線と観光

この路線沿いには、自然豊かな観光スポットが点在しています。起点付近には、小池公園があり、キャンプ場も併設されています。公園からは、刈込池や三ノ峰への登山道が始まり、多くの登山客で賑わいます。また、鳩ヶ湯地区からは、赤兎山への登山道が続いており、ハイキングを楽しむことができます。

さらに、JR越美北線勝原駅にも近く、公共交通機関との接続も良好です。九頭竜峡などの観光名所へのアクセス道路としても機能しており、観光客の利便性向上にも貢献しています。

地域住民の生活道路としての役割

上小池勝原線は、観光道路としての側面だけでなく、地域住民の日常生活を支える重要な生活道路でもあります。沿線には集落が点在し、住民の生活、産業活動に欠かせない役割を担っています。日々の生活物資の輸送や、通学・通勤ルートとしても利用されています。

道路の維持管理

豪雪地帯という厳しい自然条件の中、道路の維持管理には多大な労力が費やされています。奥越土木事務所は、除雪作業や道路補修などの維持管理業務を積極的に行い、安全で快適な道路環境の維持に努めています。

まとめ

福井県道173号上小池勝原線は、大野市の豊かな自然と人々の暮らしを繋ぐ重要な道路です。観光客にとって魅力的な観光ルートであると同時に、地域住民の生活を支える生活道路としての役割も担っています。豪雪による通行規制などの課題もあるものの、関係機関による維持管理によって、安全で快適な道路環境が保たれています。今後も、この路線が地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

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