福山市立城南中学校

福山市立城南中学校の概要

福山市立城南中学校（ふくやましりつじょうなんちゅうがっこう）は、広島県福山市光南町三丁目に位置する公立の男女共学の中学校です。この学校は、1947年4月1日に新学制施行に伴い「福山市立第三中学校」として設立されました。1949年11月3日には、ナンバースクール制度の廃止により現在の名称「福山市立城南中学校」に改称されました。

沿革と発展

1965年には住居表示の実施に伴い所在地の表示が変更され、1977年には生徒数の増加に対応するために福山市立誠之中学校が分離開校しました。この時、城南中学校の学区も調整され、東南部が新たに開校した誠之中学校の学区として離脱しました。

「城南」という名称は、福山城の南側に位置していることに由来しています。地域の多くの生徒が通うこの学校は、福山市街地南部、特に駅前大通り以東のエリアを学区として持っています。誠之中学校が開校する前は、福山市箕沖町にまで広がる広大な学区（入江から南、芦田川から北）を持っていました。

学校の概要

かつては約1,500人もの生徒が在籍していたものの、その後の少子化や誠之中学校の独立開校により、生徒数は現在では最高時の半分以下になっています。

学区には特別な事情がない限り、福山市立川口・川口東・南各小学校の全ての生徒と、福山市立多治米小学校の一部の生徒が進学します。地域の具体的な学区は以下の通りです：

• - 福山市立川口小学校区

沖野上町一・二丁目、川口町（一丁目の一部を除く）、多治米町（二丁目全域、一・三丁目の各一部）

• - 福山市立川口東小学校区

川口町一丁目の一部、多治米町一丁目の一部、東川口町

• - 福山市立多治米小学校区

沖野上町（三・四丁目全域と五丁目30番）、多治米町（三丁目の一部、四～六丁目の全域）、千代田町

• - 福山市立南小学校区

霞町一丁目、光南町、昭和町、住吉町、延広町、花園町、船町、松浜町、御門町、緑町、南町、明治町、元町

周辺地域と主要施設

城南中学校が位置する福山市の南部には、便利な施設が揃っています。例えば、天満屋福山店は福山市唯一の百貨店として地元の人々に親しまれています。また、ふくやま芸術文化ホール（リーデンローズ）や中央公園、福山市中央図書館といった文化施設も近くに存在し、地域の人々の文化活動をサポートしています。

また、福山市にはばら公園や福山市営競馬場など、観光スポットも点在しています。ばら公園は毎年5月に開催される福山ばら祭で知られ、多くの観光客を惹きつけています。

アクセス

城南中学校へは最寄の鉄道駅がJR山陽新幹線・山陽本線・福塩線の福山駅で、徒歩では20分以上かかります。公共交通機関を利用する際は、トモテツバス御門町バス停または中国バス野上町バス停が最寄のバス停となります。

このように福山市立城南中学校は、地域の教育に重要な役割を果たしており、多くの生徒が通学する環境が整っています。

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