福岡県立大牟田北高等学校

福岡県立大牟田北高等学校について

福岡県立大牟田北高等学校（ふくおかけんりつおおむたきたこうとうがっこう）は、福岡県大牟田市に位置する公立の男女共学の普通高等学校です。

沿革

この学校の歴史は1913年にさかのぼります。当初、福岡県三池郡立実科高等女学校として開校されてから、1916年には三池郡立三池高等女学校に改称されました。その後、1918年には福岡県立大牟田高等女学校に改名し、1925年にはさらに福岡県大牟田高等女学校となりました。

1948年の制度改革により、福岡県立大牟田女子高等学校に改称され、新制中学校が併設されました。同年には定時制課程が設けられ、附設臨時教員養成所も開設されましたが、1949年には併置中学校が廃止され、全日制の男女共学の普通科高等学校として認可を受けました。1950年には定時制課程と臨時教員養成所が廃止され、同年に福岡県立大牟田北高等学校と改称され、現在の名称となりました。

1990年には普通科英語コースが設置され、1998年にはこれを改編し、普通科国際教養コースが新設されました。2016年には校舎を移転し、旧大牟田商業高校跡地に新たに校舎を構えることになりました。2021年3月には全日制の入学募集を停止し、フレックス3部制（午前・午後・夜間）の単位制による新たなカリキュラムに移行する予定となっています。

制服

制服については、かつて男子は黒の学生服、女子はセーラー服が採用されていましたが、2013年度からは男女ともに紺のブレザーに変更されることとなりました。

交通アクセス

大牟田北高等学校へのアクセスは便利で、最寄りの鉄道駅はJR鹿児島本線の「吉野駅」で、そこから徒歩約10分です。また、西鉄天神大牟田線の「倉永駅」も利用可能で、徒歩約16分の距離です。他にも西鉄バス大牟田の「吉野原」バス停から徒歩約4分の場所にあります。最寄の主要道路は福岡県道782号倉永三池線です。

著名な卒業生

この学校からは多くの著名な卒業生が輩出されています。例えば、「レベルファイブ」の社長を務める日野晃博氏や、児童文学作家の内田麟太郎氏、最高裁判所判事の桜井龍子氏、元参議院議員の島田智哉子氏などがいます。

また、教育アドバイザーの下地敏雄氏や、児童文学研究者の西田良子氏、文化功労者に認定された漫画家の萩尾望都氏、法学者の西山芳喜氏、元衆議院議員の室井秀子氏なども同校の卒業生です。

まとめ

福岡県立大牟田北高等学校はその長い歴史を持ちながらも、時代の変化に応じた教育環境を整え、地域社会に貢献し続けています。多様な進路を提供し、将来を担う人材を育成するために、これからも成長を続けていくことでしょう。

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