福岡県立春日高等学校

福岡県立春日高等学校

概要

福岡県立春日高等学校（ふくおかけんりつかすがこうとうがっこう）は、福岡県春日市春日公園五丁目に位置する公立高校で、通常「春日（かすが）」と呼ばれています。また、野球部の全校応援時には「はるこう」とも称されています。この学校では、全日制の普通科を設置しており、多様な教育プログラムを提供しています。

沿革

春日高等学校の設立は1978年に遡ります。福岡県立福岡盲学校内に新たに設置準備室が設けられたのは同年1月で、2月には普通科が設置され、初代校長には伊藤朝大氏が就任しました。開校式は4月に春日市立市民スポーツセンターで行われ、第1期生180名が入学しました。その後も校歌の制定や校旗の完成、体育館の建設など、着実に教育環境が整備されていきました。

1981年には初めての卒業生を送り出し、その後の数年間でさらに多くの施設が竣工しました。校舎の拡張や多様な部活動の推進によって、生徒数も増加していきました。1988年には創立10周年記念式典が盛大に行われ、校の歴史に新たな一歩を刻むこととなりました。

教育方針

福岡県立春日高等学校は、教育方針として自覚と誇りを持たせ、個々の能力を引き出す指導を行っています。挨拶や掃除といった日常的な実践を通じて、豊かな人間性を育むことに力を入れています。また、部活動を奨励し、学生たちがたくましく成長し、地域や社会に貢献できる人材となることを目指しています。

学校行事

学校行事には、毎年恒例の春日祭（文化祭）や大運動会、マラソン大会があり、生徒たちが一丸となって参加します。これらの行事は、友人関係を深めるだけでなく、学校全体の士気を高める重要な機会となっています。また、定期的なテストや検診、修学旅行も行われ、学業と生活のバランスを取ることが意識されています。

部活動

福岡県立春日高等学校の部活動は、運動部と文化部の両方にわたって多様です。運動部には野球、バレーボール、サッカー、バスケットボールなどがあります。文化部も盛んで、吹奏楽や美術、演劇など様々な活動が行われています。これにより、生徒たちは自分の興味や適性に応じた活動を楽しむことができます。

進学状況

卒業生の多くは大学進学を目指しており、地元の九州大学や福岡大学など、多くの国公立・私立大学に進学しています。特に理系の生徒は九州工業大学、文系の生徒は地元の私立大学への進学が目立ちます。

通学区

福岡県第五学区に属し、春日市を中心に周辺地域から多くの生徒が通っています。最寄り駅は大野城駅から徒歩2分とアクセスが良く、学区内の生徒にとって通学しやすい環境が整っています。

著名な卒業生

卒業生には多くの著名人がいます。クラリネット奏者の栗山かなえさんや、元エフエム山口アナウンサーの築地雄太郎さん、プロバスケットボール選手の鈴木良麻さん、看護師・登山家の渡邊直子さんなど、各界で活躍する人材を輩出しています。

福岡県立春日高等学校は、歴史と伝統、そして未来へのビジョンを持つ教育機関です。生徒たちがここで得た経験を通じて、将来の社会で活躍することを期待されています。

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