福岡県道505号板付牛頸筑紫野線

福岡県道505号板付牛頸筑紫野線は、福岡市博多区板付を起点とし、筑紫野市に至る全長約20kmの一般県道です。福岡都市圏の主要な住宅地を縦断しており、地域住民の生活道路として重要な役割を果たしています。

路線の特徴

この県道は、福岡市博多区の板付2丁目から太宰府市通古賀4丁目に至る区間を指します。特に福岡市博多区板付から南区井尻六角にかけては、道幅が狭く、JR鹿児島本線や西鉄天神大牟田線との交差部分では踏切による交通渋滞が頻発します。この区間では、南側に並行する福岡外環状道路がバイパスとしての役割を担っています。

井尻六角から春日市一の谷にかけては、春日市の旧市街地を通過します。この区間も道幅が狭く、歩道が整備されていない箇所もあるため、自転車や歩行者との接触に注意が必要です。

春日市一の谷から太宰府市大佐野にかけては、片側2車線の広い道路として整備されており、沿道には住宅地や郊外型の店舗が立ち並んでいます。この区間は、福岡のベッドタウン群の中央を貫く幹線道路としての役割を担っています。

太宰府市大佐野からは、路線が二手に分かれます。一つは大宰府政庁跡へ続く道で、太宰府天満宮への参拝客向けに広く整備されています。もう一方は、福岡県道31号福岡筑紫野線と重複しながら、終点の筑紫野市二日市へと至ります。

都市計画道路との関連

福岡市南部・春日市地区では、福岡市都市計画道路長浜太宰府線が新規に整備されており、この道路は県道505号のバイパスとして機能することが期待されています。現在、大橋から国道385号を経由し、那珂川を渡って福岡外環状道路との交差点まで開通しています。将来的には、県道505号の春日市一の谷まで接続する予定です。

路線データ

起点: 福岡県福岡市博多区板付5丁目（板付5丁目交差点、福岡県道・大分県道112号福岡日田線交点）
終点: 福岡県太宰府市通古賀4丁目（通古賀交差点、福岡県道・大分県道112号福岡日田線交点）

路線状況

通称: 筑紫通り（福岡市博多区諸岡1丁目・諸岡1丁目交差点 - 福岡市博多区諸岡1丁目・諸岡四角交差点）
重複区間: 福岡県道56号福岡早良大野城線（春日市昇町4丁目・昇町交差点 - 春日市昇町4丁目・寺田池交差点）

道路施設

橋梁:
弥生橋（那賀古川、福岡市博多区）
新諸岡橋（諸岡川、福岡市博多区）
倉石橋（牛頸川、大野城市）
田中橋（鷲田川、太宰府市）

通過する自治体

福岡市（博多区 - 南区）
春日市
大野城市
太宰府市
筑紫野市

交差する道路

（詳細な交差する道路については、別途地図等を参照してください）

交差する鉄道

鹿児島本線
西鉄天神大牟田線

沿線施設

福岡市立南福岡特別支援学校
西鉄天神大牟田線 井尻駅
春日市立須玖小学校
春日市立春日中学校
春日市立春日小学校
ヤマダ電機テックランド春日店
寺田池
昇町八幡宮
白水大池公園
春日市立春日南中学校
惣利池
大野城市立平野小学校
福岡県立福岡農業高等学校

関連項目

福岡県の県道一覧

県道505号線は、福岡都市圏の交通を支える重要な道路であり、今後の都市計画によって更なる発展が期待されます。

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