福岡県道701号城島三潴線

福岡県道701号城島三潴線は、福岡県久留米市内を走る一般県道です。この県道は、久留米市城島町江島を起点とし、同市三潴町早津崎を終点としています。県道指定当時は、三潴郡に属していた城島町と三潴町という、久留米市周辺の2つの町を結ぶ役割を担っていました。

特筆すべきは、この県道がかつて存在した西鉄大川線の線路跡に沿って整備されている点です。西鉄大川線は1951年に休止となり、1966年に廃線となりましたが、その早津崎駅から江島駅付近までの線路跡が、現在の県道のルートに活用されています。

沿線には、日本酒の蔵元が数多く点在することもこの県道の大きな特徴です。古くから酒造りが盛んな地域であり、現在も富安本家酒造、有薫酒造、池亀酒造、萬年亀酒造など、多くの酒蔵がその伝統を受け継いでいます。

路線データ

起点：福岡県久留米市城島町江島（福岡県道47号久留米城島大川線交点）
終点：福岡県久留米市三潴町早津崎（早津崎交差点、福岡県道23号久留米柳川線交点）

道路施設

橋梁：城島大橋（山ノ井川）

通過する自治体

久留米市

沿線

この県道の沿線には、旧西鉄大川線の廃駅跡が点在しています。

江島駅
城島新町駅
城島駅
草場駅
塚崎駅
早津崎駅

これらの駅跡は、鉄道が走っていた当時の面影を今に伝えています。

また、沿線には以下の施設があります。

酒蔵：富安本家酒造、有薫酒造、池亀酒造、萬年亀酒造など
久留米市立城島中学校
久留米市役所 城島総合支所
福岡県立三潴高等学校
久留米市立城島小学校（筑後十五城城島城跡）
久留米市立三潴小学校（近くに蒸気機関車の保存展示あり）

地理

この県道は、主に久留米市内の平野部を東西に横断しています。沿線には、田園風景が広がり、のどかな景色が楽しめます。また、山ノ井川を渡る城島大橋は、この県道の主要な構造物の一つです。

歴史

県道701号は、地域の歴史と深く関わっています。かつての西鉄大川線の線路跡を活用していることや、多くの酒蔵が点在していることからも、この地域が古くから交通の要所であり、豊かな文化が育まれてきたことが伺えます。この県道は、単なる移動手段としてだけでなく、地域の歴史や文化を伝える役割も担っています。

その他

福岡県道701号城島三潴線は、地域住民の生活道路としてだけでなく、サイクリングやウォーキングなど、様々な目的で利用されています。特に、春には沿線の桜並木が美しく、多くの人々が訪れます。

関連項目

* 福岡県の県道一覧

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