福島県の県道一覧

福島県の県道網：主要地方道と一般県道

福島県内には、主要地方道と一般県道から成る広範な県道網が張り巡らされています。主要地方道は番号001から076まで、一般県道は101番台から396番台まで割り振られ、欠番はありません。それぞれの県道には、路線番号を示す標識と路線名を記した標識が設置されています。

主要地方道 (001-076)

主要地方道は、福島県の基幹となる道路網を形成する重要な路線です。代表的な路線をいくつかご紹介します。

1号 沼田檜枝岐線 (沼田街道): 群馬県沼田方面と福島県檜枝岐村を結ぶ路線で、一部区間はバス専用道や歩行者専用道となっているため、通行に注意が必要です。特に、冬期は通行止め区間があります。
2号 米沢猪苗代線 (西吾妻スカイバレー): かつて有料道路であった西吾妻スカイバレーを含む、山形県米沢市と福島県猪苗代町を結ぶ景観豊かな路線です。冬期は通行止めとなります。
3号 福島飯坂線 (飯坂街道): 福島市と飯坂温泉を結ぶ歴史ある街道で、以前は国道13号に指定されていました。
4号 福島保原線 (保原街道): 福島市と伊達市保原町を結ぶ路線です。
5号 上名倉飯坂伊達線 (フルーツライン・伊達街道): フルーツラインとしても知られ、伊達市方面へのアクセスを担う重要な路線です。
17号 郡山停車場線: 郡山駅周辺の大通りを通る路線で、以前は国道4号に指定されていました。
20号 いわき上三坂小野線: いわき市と小野町を結ぶ路線で、以前は国道6号に指定されていました。
30号 本宮土湯温泉線 (ミドルライン): ミドルラインとして知られる、本宮市と土湯温泉を結ぶ路線です。
40号 飯野三春石川線: 福島県内最長の県道として知られています。
70号 福島吾妻裏磐梯線: 磐梯吾妻スカイラインや磐梯吾妻レークラインを含む、景観に優れた路線です。

これらの主要地方道以外にも、県内各地を繋ぐ多くの路線が存在し、経済活動や地域社会の維持に貢献しています。路線によっては、冬期通行止めや、一部区間がバス専用道、歩行者専用道、あるいは有料道路となっている場合もあるので、事前に通行状況を確認することが重要です。

一般県道 (101-396)

一般県道は、主要地方道を補完する役割を果たし、市町村間のアクセス向上や地域住民の生活を支えています。100番台から300番台まで、多数の路線が存在し、それぞれ地域特性を反映したルートとなっています。

一般県道の例として、以下の路線が挙げられます。
101号 丸森梁川線: 宮城県丸森町と福島県伊達市梁川町を結ぶ路線です。
114号 福島安達線: 福島市と二本松市安達地区を結ぶ路線で、旧国道4号の一部区間が含まれています。
126号 福島微温湯線 (微温湯街道・水保街道): 福島市と飯坂温泉を結ぶ歴史的な街道です。
208号 福島空港西線: 福島空港へのアクセスを担う重要な路線です。
228号 相馬大内線: 福島県相馬市と宮城県を結ぶ路線です。
353号 国見福島線: 福島市と国見町を結ぶ路線で、旧国道4号と羽州街道の一部が含まれています。
* 373号 福島停車場線: 福島駅周辺の主要な道路です。

一般県道は、主要地方道に比べ、道路幅員や交通量などが異なる場合があります。通行する際には、路面状況や交通状況に注意することが必要です。

まとめ

福島県の県道網は、主要地方道と一般県道の連携により、県内各地を網羅しています。それぞれの道路には歴史や地域特性が刻まれており、福島県の発展に大きく貢献しています。ただし、通行止め区間や通行規制がある路線も存在するため、旅行や運転の際には、事前に道路情報を確認することをお勧めします。

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