福島県道250号下川内竜田停車場線

福島県道250号下川内竜田停車場線

福島県道250号下川内竜田停車場線は、福島県双葉郡川内村から楢葉町に至る一般県道です。阿武隈高地を横断し、木戸川に沿って竜田駅へと向かう風光明媚なルートが特徴です。

路線概要

起点: 福島県双葉郡川内村大字下川内字御所平
終点: 福島県双葉郡楢葉町大字井出字木屋（JR常磐線 竜田駅前）
総延長: 25.807 km
実延長: 22.997 km
路線認定年月日: 1959年8月31日

歴史

かつては、川内村下川内から福島県道36号小野富岡線が分岐し、貝の坂集落で県道指定が途絶え、井手川林道を経由して楢葉町上繁岡で再び県道に指定されるという複雑なルートでした。その後、福島県道35号いわき浪江線との重複区間を経て現在のルートに至っていましたが、木戸ダムの建設を機にルートが変更されました。

旧道の一部（田ノ入付近）は、県道36号小野富岡線の割山峠バイパス（割山トンネル区間）として線形改良され、転用されています。

重用区間

福島県道35号いわき浪江線（双葉郡楢葉町上小塙字袖山川原～同郡同町井手字所布）

道路施設

東西橋

全長：54.1m
幅員：4.7m
竣工：1990年

川内村下川内にて木戸川を渡ります。センターライン、車道外側線がない狭隘な道幅が特徴です。

通過する自治体

双葉郡川内村
双葉郡楢葉町

接続・交差する道路

川内村内

国道399号（下川内字御所平 起点）

楢葉町内

福島県道35号いわき浪江線（いわき方面、上小塙字袖山川原）
福島県道35号いわき浪江線（浪江方面、井手字所布）
国道6号（井手字木屋下）
福島県道244号小塙上郡山線（井手字木屋）

バイパス・新道

木戸ダム付替道路区間

木戸ダム建設に伴い、楢葉町上小塙の女平集落から木戸ダム、さらに楢葉町大谷の乙次郎集落にかけての区間が、楢葉町道女平の1号付替道路（全長4,400 m）および2号付替道路女平栗沢線（全長3,500 m）として整備されました。その後、この区間と乙次郎林道が県道に指定され、現在のルートに変更されました。

木戸ダム関連の道路施設

木戸ダム天端1号橋/2号橋
全長：59.6m
幅員：9.2m
竣工：2008年
ダム堤体上を通過し、木戸川を渡河します。
明神大橋
全長：114.0 m
主径間：62.6 m
幅員：7.0 m
形式：3径間鋼ラーメン橋
竣工：1999年
開通：2000年3月
施工：日本鋼管
やまゆり橋
全長：96.0 m
開通：2000年1月
夫婦橋
全長：69.0m
幅員：8.2m
竣工：1990年
開通：1999年11月
大滝橋
全長：39.0 m
開通：1999年3月
近隣に大瀧神社があります。
九竜橋
全長：70.5m
幅員：8.2m
竣工：1990年
開通：2000年1月
曙橋
全長：65.0m
幅員：8.2m
竣工：1990年
開通：1997年11月
親不知橋
全長：44.0 m
幅員：5.5（7.0） m
形式：鋼単純鈑桁橋
竣工：1996年
開通：1996年8月
七色橋
全長：33.0 m
幅員：5.5(7.0) m
形式：鋼単純鈑桁橋
竣工：1995年
開通：1996年2月
橋名には、廃校となる楢葉町立楢葉南小学校女平分校の児童への思いが込められています。
新芝坂トンネル
全長：283.0 m
幅員：5.5（6.5） m
有効高：4.7 m
開通：1996年2月
木戸川と女平集落を隔てる尾根を貫きます。

沿線情報

木戸ダム
木戸川渓谷
東北電力木戸川第3発電所
E6常磐自動車道ならはパーキングエリア
SOSO.Rならはスタジアム
JR東日本 竜田駅

脚注

福島県の県道一覧

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