福島県道59号会津若松三島線

福島県道59号会津若松三島線

福島県道59号会津若松三島線は、福島県会津若松市から大沼郡三島町へと至る主要地方道です。会津地方の主要都市と、豊かな自然が残る奥会津地域を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

起点の会津若松市から西へ向かい、会津盆地を横断します。かつて銀山として栄えた地域を通る会津銀山街道とほぼ同じルートを辿ります。会津美里町を過ぎると、一時的に北へ迂回しますが、再び銀山街道へと合流します。柳津町軽井沢地区からは、銀山峠を越える旧道が存在しますが、現在は通行が困難な区間があり、「歩く県道」として整備が進められています。

路線データ

起点：会津若松市七日町
終点：大沼郡三島町宮下
総延長：45.563km
実延長：36.968km
自動車交通不能区間：2.765km

歴史

1982年4月1日：主要地方道会津若松三島線として指定
1983年1月11日：福島県によって県道路線に認定
1993年5月11日：主要地方道に指定

路線状況

重複区間

福島県道328号中沢西若松停車場線（会津若松市御旗町地内）
福島県道152号橋本会津高田線（会津若松市神指町大字南四合字才ノ神 - 同市北会津町蟹川字中反）
福島県道53号会津高田柳津線（大沼郡会津美里町赤留字中ノ山 - 河沼郡柳津町軽井沢）
福島県道32号柳津昭和線（河沼郡柳津町湯八木沢 - 同郡同町黒沢字五舛蒔）

バイパス・新道

阿賀川新橋梁工区が建設中です。

起点：会津若松市神指町高瀬
終点：会津若松市北会津町蟹川
延長：2,400m
幅員：6.5（11.0）m

現道の蟹川橋の老朽化と幅員狭小、冬期の慢性的な渋滞を解消し、会津中央病院へのアクセス向上を目的としています。2008年度に事業採択されました。しかし、旧会津若松市側の接続道路の用地取得が難航し、工区全体の供用開始時期は未定です。

道路施設

橋梁

（仮）阿賀川新橋梁：全長537.0m
烏橋：全長40.7m、1986年1月竣工
蟹川橋
銀山橋：全長66.8m、1966年竣工。2019年の東日本台風で被災しましたが、2021年4月28日に供用再開。
家向橋：全長43.0m、1968年竣工
稲荷橋：全長31.9m、1979年竣工
揚岐橋：全長26.7m、1960年竣工
中江橋：全長25.0m、1970年竣工

自動車通行不能区間

河沼郡柳津町軽井沢～同町久保田に存在します。

冬期閉鎖区間

河沼郡柳津町大字黒沢字五斗蒔 - 大沼郡三島町大字大谷字寺ノ下に存在します。

地理

通過する自治体

会津若松市
大沼郡会津美里町
河沼郡柳津町
大沼郡三島町

主な交差する道路

国道252号
国道118号若松西バイパス
福島県道328号中沢西若松停車場線
福島県道152号橋本会津高田線
福島県道72号会津坂下会津本郷線
福島県道22号会津坂下会津高田線
福島県道365号赤留塔寺線
福島県道53号会津高田柳津線
福島県道32号柳津昭和線
福島県道153号小林会津宮下停車場線

沿線施設

* 二岐ダム

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