福崎駅

福崎駅の概要

福崎駅（ふくさきえき）は、兵庫県神崎郡福崎町の福田地区に位置する鉄道駅で、 JR西日本の播但線に属しています。この駅は特急「はまかぜ」の全列車が停車するため、地域の交通の要所となっています。

歴史

福崎駅の歴史は1894年（明治27年）にさかのぼります。この年、播但鉄道の姫路駅から寺前駅までの区間が開通しとともに設置され、旅客および貨物の取扱が開始されました。1903年には、播但鉄道が山陽鉄道に譲渡され、その結果、福崎駅は山陽鉄道の駅となりました。

1906年には国有化が行われ、国鉄の駅として機能することになります。1909年にはその後の線路名称が制定され、播但線に組み込まれました。1936年には駅舎が改築され、1973年には貨物取扱が廃止されました。

1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅に生まれ変わります。1996年には特急「はまかぜ」が停車する駅に追加され、2016年にはICカード「ICOCA」が利用できるようになりました。

2019年にはみどりの窓口が廃止され、券売機プラスが設置されるとともに、駅前の再整備が行われ、観光交流センターや交通広場が新たに整備されました。2022年6月には管理駅から外れ、豊岡駅の管理下に移行しました。

駅構造

福崎駅は2面3線を持つ地上駅で、単式ホームと島式ホームが組み合わされています。駅舎は1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋を通じてアクセスが可能です。1番のりばは上り本線、2番のりばは下り本線、3番のりばは上下副本線となっています。最近では、バリアフリー化の一環として、2023年3月からエレベーターが稼働を開始しました。

現在、福崎駅は直営駅となっており、ICカード専用の簡易改札機が設置されています。
利用者にとっては、駅前の交通手段も充実しており、福崎町駅前観光交流センターや地域の高校などの近くに位置しています。

利用状況

近年、福崎駅の1日平均乗車人員の推移は安定しており、地域住民や観光客にとって利便性の高い駅となっています。特に特急「はまかぜ」の停車により、姫路方面へのアクセスが容易になっています。

駅周辺

福崎駅の周辺は、中心市街地へは市川を挟んだ対岸に位置しており、交通の利便性が高いです。また、駅前には複数のバス路線も運行されており、駅前ロータリーには「福崎駅前」や「駅前（交通広場）」の停留所があります。

駅から少し歩くと、福崎町の観光ポイントや地元高校なども訪れることができ、地域とのつながりを持ち続けています。特急や快速の停車もあり、ますます多くの利用者にとって魅力的な駅と言えるでしょう。

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