福智山トンネル

福智山トンネル

福智山トンネルは、福岡県北九州市を横断する九州自動車道に位置する長大トンネルです。具体的には、小倉南区と八幡東区・八幡西区の境界を跨いでおり、福岡県内の道路トンネルとしては最長の規模を誇ります。このトンネルの名称は、北九州市と直方市を含む地域にそびえる福智山に由来しています。

概要

福智山トンネルは、上り線（山口方面）が3,590メートル、下り線（福岡方面）が3,597メートルと、わずかに下り線の方が長くなっています。これらの距離は、トンネル入口手前に設置された標識に記載された数値に基づいています。

歴史

このトンネルは、1988年3月31日に九州自動車道の小倉東インターチェンジ（IC）から八幡IC間の開通と同時に供用が開始されました。開通以来、九州自動車道の重要な一部として機能しています。

特記事項

福智山トンネルの内部は、上り線、下り線ともに車線変更が禁止されています。これは、トンネル内の安全を確保し、事故を防ぐための措置です。また、すぐ隣には金剛山トンネルがあり、両トンネルを合わせると全長が5キロメートルを超えるため、トンネル入口手前には信号機が設置されています。この信号機は、トンネル内の交通状況を調整し、安全な走行を促す役割を果たしています。

特に、進路変更ができないことやトンネルの長さから、ドライバーは速度を落としやすく、その結果、お盆や正月などの交通量が多い時期には渋滞や混雑が発生する傾向があります。さらに、福智山トンネルと金剛山トンネル、およびその前後の区間では、最高速度が80km/hに制限されています。これは、長大トンネルでの安全を確保するための措置です。

小倉南IC - 八幡IC間のトンネル群

小倉南ICから八幡ICにかけての区間は、長距離トンネルが連続する区間です。福智山トンネルと金剛山トンネルはその代表例であり、これらのトンネルを走行する際は、特に注意が必要です。トンネル内での速度低下や車間距離の確保を心がけ、安全運転を心がけましょう。

位置関係

この区間におけるトンネルの位置関係は以下の通りです。

小倉南IC/BS - 福智山トンネル - 金剛山トンネル - 八幡IC/BS

関連項目

九州自動車道

外部リンク

西日本高速[[道路]]株式会社
* 西日本高速[[道路]]株式会社九州支社

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