福澤朗ラジオ☆スター

福澤朗ラヂオ☆スター： ニッポン放送土曜の午後を彩ったワイド番組

2005年10月8日から2006年9月30日までの約1年間、ニッポン放送で放送された『福澤朗ラヂオ☆スター』。日本テレビを退社したばかりの福澤朗さんをパーソナリティに迎えたこの番組は、土曜の夕方のナイターオフ枠を賑わせました。当初は『福澤朗ラジオ☆スター』として放送開始。番組は、その日のニュースを話題に据えたトークや、ゲストを招いてのトークを中心に構成されていました。

2006年4月からは放送枠を拡大。土曜の午後（13:00～17:00）にも進出し、「ハイライト」と「リラックス」の2部構成へと変更、番組タイトルも現在のものへと変更されました。この改編により、より多くのリスナーに福澤さんの軽妙なトークと、多様なゲストとの会話が届けられるようになりました。

番組は、ニュースを題材としたトークコーナーや、リスナー参加型のコーナー、そして多彩なゲストを招いたトークコーナーなど、バラエティに富んだ内容で構成されていました。特に印象的だったのは、福澤朗さんが手がけた舞台公演にちなんだコーナー「ニッポン放送警備隊」。リスナーから寄せられた、その週のニュースにまつわるエピソードを紹介するコーナーは、番組を盛り上げる大きな要素の一つでした。他にも、交通情報や天気予報、音楽、そしてニュースコーナーなど、幅広い情報を織り交ぜ、飽きさせない工夫が凝らされていました。

しかし、この人気番組も2006年9月30日をもって終了。その背景には、アシスタントの川野よしこさんのフジテレビへの転籍、そして福澤朗さんが同年10月から平日帯のワイドショーのMCに起用されたこと、という2つの大きな要因がありました。ニッポン放送は、この機会に、フリーアナウンサーの小倉智昭さんをパーソナリティに迎えた『小倉智昭のラジオサーキット』をスタートさせることを決定。結果として、『福澤朗ラヂオ☆スター』は幕を閉じました。

番組の放送時間は、当初は土曜17:30～19:00でしたが、4月からの改編で13:00～17:00へと拡大。ただし、毎月第3土曜日は『小泉総理 ラジオで語る』の放送のため、17:40からの開始となりました。

パーソナリティの福澤朗さんの他に、アシスタントとして川野よしこさん（当時ニッポン放送アナウンサー）、リポーターとして加藤亜希子さん（フリーアナウンサー、元中京テレビ契約アナウンサー）が出演。番組を支える存在でした。

番組を彩った主題歌も印象的です。浜田省吾さんの「もうひとつの土曜日」「悲しみは雪のように」、CHAGE and ASKAさんの「WALK」、WANDSの「このまま君と奪いありたい」、少年隊の「まいったネ今夜」、To Be Continuedの「君がいたから」など、様々なアーティストの楽曲が使用され、番組の世界観をさらに豊かにしました。

『福澤朗ラヂオ☆スター』は、わずか1年間の放送でしたが、福澤朗さんの魅力的なパーソナリティと、多彩なコーナー、そして質の高い音楽によって、多くのリスナーの心に残る番組となりました。この番組は、福澤朗さんのフリーアナウンサーとしてのキャリアの重要な一歩であり、ニッポン放送の土曜午後を彩った、記憶に残る番組として語り継がれるでしょう。 番組終了後には、同時間帯に『小倉智昭のラジオサーキット』が放送開始されました。また、この番組は『赤坂泰彦のサタデーリクエストバトル』の後番組として放送されました。

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