福田力

福田 力（ふくだ りき）

福田力は1981年1月6日に岐阜県岐阜市で生まれた日本の男性総合格闘家です。彼は現在、GRABAKAに所属しており、ROAD FCとDEEPでそれぞれミドル級王者の称号を持つ実力者です。

来歴

福田は小・中学校時代に剣道を学び、高校や大学ではレスリングに取り組んでいました。岐阜工業高校や山梨学院大学ではレスリング部に所属し、大学4年時には全日本学生選手権での96kg級で2位の成績を収めました。2003年に大学を卒業後、WJプロレスに練習生として入団しますが、デビューが延期されたこともあり、退団を決意。その後、大学時代の仲間たちとともにPUREBRED東京でトレーニングを行い、2004年にハワイでプロデビューを果たします。初戦ではジョー・ドークセンに敗北しましたが、その後アマチュア修斗選手権で優勝を果たし、プロ修斗デビュー戦で井上正也に勝利を収め、確実にステップアップしていきます。

2005年のK-1 WORLD GPでは興奮を呼び起こすTKO勝ちを果たし、その実力を知らしめました。翌年の2006年にはパンクラスでの戦いを経て、次第に名前を知られるようになりました。その結果、2008年からはDEEPに参加し、ミドル級王座決定トーナメントに挑むなどの活躍を続けました。特に2009年にはDEEPミドル級王者の地位を確立しました。

UFCへの挑戦

福田は総合格闘技の最高峰と言われるUFCにも挑戦しました。2011年にはUFC 127でニック・リング相手にデビューし、好試合を展開しましたが、判定負けとなりました。この試合に対して、UFCの代表ダナ・ホワイトが判定を疑問視するコメントをしたことが話題となり、福田も試合後に勝利者ボーナスを受け取ることになりました。

その後、福田は怪我により活躍の場を失いましたが、2012年に復帰戦を果たし、再びパフォーマンスを発揮しました。しかし、その後の試合での判定負けやドーピング検査の陽性結果など、波乱の展開が続きました。特に、ブラッド・タヴァレス戦後の薬物検査では、風邪薬の成分が影響したと説明しています。

ROAD FCでの成功

2013年にROAD FCに初出場し、パウンドでTKO勝ちを収めた彼は、次第にこの団体でも名を成しました。2015年にはROAD FCミドル級王座を獲得し、その実力を発揮しましたが、2016年にはタイトルマッチでTKO負けを喫し、王座を失いました。

戦績

福田力のプロ総合格闘技キャリアは多彩であり、数々の勝利を挙げてきました。彼はアマチュアでは2004年の全日本アマチュア修斗選手権でクルーザー級優勝を果たし、プロではDEEPとROAD FCで王座獲得を成し遂げています。彼の戦績は、格闘技界に名を刻むものとなりました。

獲得タイトル

• - 第11回全日本アマチュア修斗選手権 クルーザー級 優勝（2004年）
• - 第5代DEEPミドル級王座（2009年）
• - 第3代ROAD FCミドル級王座（2015年）

福田力はその技術力と継続的な挑戦心で、総合格闘技の世界で重要な存在となっており、今後の彼の活動にも期待が寄せられています。

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