秋口ぎぐる

秋口ぎぐる（あきぐち ぎぐる）

概要

秋口ぎぐるは、日本のライトノベル作家であり、ゲームデザイナーです。本名は川上亮。1976年生まれで、大阪府を拠点に活動しています。彼は、株式会社コザイクの代表を務めており、ボードゲームのデザインも手がけています。

学歴とキャリアの始まり

秋口ぎぐるは、大阪府立工業高等専門学校で電子情報工学を学んだ後、神戸大学の経営学部を卒業しました。2004年8月からはグループSNEに加入し、彼の著作活動が本格化します。秋口名義での作品と、本名での作品の使い分けを通じて、多様なジャンルに挑戦しています。

文壇デビュー

彼の代表作の一つである『並列バイオ』は、第10回ファンタジア長編小説大賞で審査員特別賞を受賞しました。この作品では、独自の文体が注目を集め、使用された特殊な記号が印象的でした。受賞当時、ペンネームの記載がなかったため、名前がそのまま発表されました。さらに、川上亮名義で書かれた『ラヴ☆アタック!』も同賞を受賞し、彼の名声を高める要因となりました。

ボードゲームデザイン

川上亮名義で発表したボードゲーム『キャット＆チョコレート』は、2013年に日本ボードゲーム大賞の投票部門で受賞しました。このゲームの成功を受け、彼は株式会社コザイクを設立しました。この会社は『キャット＆チョコレート』の海外進出を支えるために必要に迫られ設立された経緯があります。2022年には設立10周年を迎え、彼の手掛けた作品は多くのファンに支持されています。

著作リスト

秋口ぎぐる名義の作品

• - 並列バイオシリーズ

- 『並列バイオ』（富士見ファンタジア文庫）
- 『並列バイオ外伝 第二脱出速度蛙』（未出版）
- 『弾丸特急』（未出版）
- 『分子メール』（未出版）
- 『暴走学級』（未出版）

• - 粛正プラトニックシリーズ

- 『少女と嘘とボストン・バッグ』（富士見ファンタジア文庫）
- 『南国少女の海底戦艦!』（富士見ファンタジア文庫）

• - ショットガン刑事シリーズ

- 『炸裂!リボルバー娘。』（富士見ミステリー文庫）
- 『強奪!エプロン刑事』（富士見ミステリー文庫）

川上亮名義の作品

• - オリジナル作品

- 『僕らA.I』（富士見ミステリー文庫）
- 『青春時計』（共著・富士見ミステリー文庫）

• - ノベライズ作品

- 『進撃の巨人 隔絶都市の女王』（上下巻、講談社ラノベ文庫）

映像作品

秋口ぎぐるは、映像作品の監督や脚本も手がけており、映画『人狼ゲーム』シリーズでは原作・脚本・監督を務めています。2020年に公開された『人狼ゲーム デスゲームの運営人』など、ライトノベルの世界を映像化することで、さらなるファンを獲得しています。

総括

秋口ぎぐるは、文学とゲームの両方で多彩な表現を示し、特に独自の文体とキャラクター設定で多くの支持を得ています。彼の作品はライトノベルだけにとどまらず、ボードゲームや映画にも広がり、多くのジャンルで楽しむことができます。今後の活躍にも期待が寄せられています。

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