秋山真男

秋山 真男 (あきやま まさお)

秋山真男は、1943年に山梨県甲府市で生まれ、2003年2月25日に急性心不全で亡くなった日本の元バドミントン選手です。彼は1960年代から1970年代にかけて、日本のバドミントン界でその名を知られる存在となり、数々の栄光を手にしました。

来歴

彼のバドミントンキャリアは、甲府商業高等学校で始まりました。1961年、彼は卒業年にインターハイ男子シングル部門で見事に優勝を果たしました。この勝利は、彼にとってバドミントン選手としての第一歩を踏み出す契機となりました。

その後、秋山は中央大学に進学し、4年生の際にはインカレでの優勝を手にしました。また、大学在学中には全日本総合選手権でも初優勝という快挙を成し遂げ、彼の名前は徐々に全国に広まっていきました。

大学卒業後は、ヨネヤマラケットという企業に就職し、約2年間在籍しました。しかし、その後は地元の山梨に戻り、家業である秋山紙店を継ぎ、自身のバドミントン選手としての経歴を活かしました。この際、トーナメントやリザルトでの所属欄には彼の家業名が使われました。

バドミントン界での成功

秋山は社会人としても全日本総合選手権に参加し、シングル及びダブルスでの優勝経験があります。1966年には全英オープンにシングルで初出場し、日本人選手として初めて決勝に進出を果たし、準優勝を達成しました。この成績は、その後44年間、日本人選手が全英オープンで決勝に進むことができなかったことを考えると、非常に大きな意義があります。

彼のダブルスのパートナーとしては、小島一平が知られています。彼は秋山の1学年後輩であり、中央大学及びヨネヤマラケットでともにプレーしました。彼らのコンビネーションは、日本バドミントン界に数多くの戦績を残すこととなりました。

引退後の活動

現役を引退した後、秋山は山梨県バドミントン協会の会長に就任し、地域バドミントンの振興に尽力しました。また、実業家としても成功を収め、甲府シティロータリークラブの創立時には初代幹事を務めました。彼は地域社会の発展に多大な貢献を行い、まさにバドミントンを通じて多くの人々に影響を与えました。

秋山真男の功績は、今もなおバドミントン界の歴史の中で語り継がれています。彼の競技生活と引退後の活動は、多くのバドミントン選手や愛好者にとっての励みとなるでしょう。

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