秋岡保治

秋岡保治

秋岡保治（あきおか やすじ、1886年6月1日 - 1971年3月7日）は、明治から昭和にかけて活躍した日本の教育者であり、神官です。岡山県倉敷市出身。

経歴

生い立ち

1886年（明治19年）に岡山県窪屋郡大島村（現在の倉敷市）で生まれました。旧制高梁中学（現在の岡山県立高梁高等学校）を卒業後、国学院大学予科に進み、東京神官講習所としての役割も担っていた国学院大学へ入学しました。1910年（明治43年）に国学院大学国史科を卒業しています。

大学卒業後

大学卒業後、同年中に旧制千葉中学（現在の千葉県立千葉高等学校）に教諭として赴任しました。1912年（明治45年）4月には埼玉県金鑚神社の宮司に就任し、1913年（大正2年）には一年志願兵として大日本帝国陸軍歩兵第41連隊に所属しました。除隊後、1914年7月には歩兵少尉に任官しています。1916年（大正5年）7月には、愛知県の砥鹿神社の宮司に就任しました。その後、広島県の沼名前神社（ぬなくまじんじゃ）の宮司を経て、東京神職会常務幹事を務めました。

神官として

1928年（昭和3年）には、これまでの活躍が認められ、42歳という若さで明治神宮権宮司に就任し、9年間その職を務めました。1937年（昭和12年）には51歳で春日大社宮司に就任しました。その後も日枝神社宮司、第二次世界大戦後の1947年（昭和22年）には伊勢神宮少宮司を歴任し、1956年（昭和31年）から4年間、神社本庁事務総長を務めました。

1971年（昭和46年）3月7日、84歳で生涯を閉じました。

秋岡保治は、教育者として、また神官として、日本の歴史と文化の発展に大きく貢献した人物です。彼の足跡は、現代においても私たちに多くの示唆を与えてくれます。

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