秋田市八橋運動公園球技場

秋田市八橋運動公園球技場

秋田市八橋運動公園球技場（あきたしやばせうんどうこうえんきゅうぎじょう）は、秋田県秋田市に位置する球技専用のスタジアムです。主にサッカーやラグビーの試合に使われ、市内の八橋運動公園内に設置されています。この施設は秋田市が所有し、秋田市教育委員会のスポーツ振興課が管理運営を担っています。

歴史

1953年8月に開場したこのスタジアムは、1961年にメインスタンドの上屋設置、1978年に夜間照明の設置、また2001年にはグラウンドの芝生化及び照明設備の改修が行われました。その後、2002年にはバックスタンドが改修されサイドスタンドが新設され、2004年にメインスタンドの改修を行い、2005年には第2球技場も開場しています。特に、2014年にはブラウブリッツ秋田がJリーグに加盟し、ホームスタジアムとして利用され始めました。

当スタジアムは2019年からは隣接する秋田市八橋運動公園陸上競技場、通称ソユスタでホームゲームを行うようになり、当初の本拠地の役割は軽減されています。しかし、登録上の本拠地はしばらくの間A-スタとして維持されましたが、2020年から完全にソユスタに統一されています。

2023年には特定非営利活動法人（NPO法人）秋田スポーツPLUSが命名権を取得し、改めて「秋田スポーツPLUS・ASPスタジアム」として親しまれるようになりました。

施設

秋田スポーツPLUS・ASPスタジアムは、フィールドサイズが130m x 80mで、収容人数は4992人と大規模なスタジアムです。スタンド内の座席はメインスタンドにあり、バックスタンドとサイドスタンドは芝生席です。同スタジアムには照明設備が整っていますが、Jリーグ基準の照度が満たされていないため、Jリーグの公式試合での使用は行われていません。

第2球技場であるスペースプロジェクトドリームフィールドも設けられ、こちらは人工芝のフィールドと730人の収容能力を持ち、照明も設置されています。

施設命名権の歴史

先述のように、2014年からは秋田銀行が命名権を取得し、「あきぎんスタジアム」として知られるようになりました。契約は2017年に更新され、その後2020年にも更新が行われましたが、その際にブラウブリッツ秋田が本拠地を移転した影響で秋田銀行は契約を延長しない方針を示しました。結局、同年の公募によって秋田銀行が再び命名権を維持することとなり、契約額が引き下げられる形での更新となりました。

2023年には、秋田スポーツPLUSが本スタジアムの命名権を取得し、年額110万円で契約を結びました。

アクセス

秋田市八橋運動公園球技場には、JR秋田駅からのアクセスが容易です。西口から出発する秋田中央交通バスを利用し、「文化会館・八橋球場前」で下車後、徒歩5分で到着します。自動車の場合は、秋田自動車道の秋田中央インターチェンジから約8km、20分程度の距離にあります。また、運動公園内や周辺には公共の駐車場も利用可能です。

周辺環境

周囲には日吉八幡神社や秋田市八橋運動公園陸上競技場、硬式野球場などのスポーツ施設も整い、地域のスポーツ活動の拠点となっています。このスタジアムは秋田市のシンボル的存在で、地元スポーツのプロモーションや地域振興にも寄与しています。

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