秋田県立花輪高等学校

秋田県立花輪高等学校：96年の歴史に幕を下ろした学び舎

秋田県鹿角市花輪に位置していた秋田県立花輪高等学校は、2024年3月に惜しまれつつ閉校しました。96年の長きにわたり、地域社会に貢献する人材を育成してきた花輪高校の歴史を振り返ります。

沿革

1928年（昭和3年）：秋田県立花輪高等女学校として設立
1948年（昭和23年）：秋田県立花輪高等学校に改称。普通科と家庭科を設置。定時制課程（普通科、機械科、農業科、家庭科）も併設
1952年（昭和27年）：定時制農業科を廃止
1956年（昭和31年）：校歌を制定（作詞：村木清一郎、作曲：小野崎晋三）
1971年（昭和46年）：定時制機械科を廃止。陸上競技場が完成し、日本陸上競技連盟第3種公認競技場となる
1972年（昭和47年）：定時制家庭科を廃止
1983年（昭和58年）：定時制課程を閉校
1984年（昭和59年）：全国高等学校総合体育大会の男子バレーボール競技を体育館で開催
1992年（平成4年）：家政科の募集を停止（1994年に廃止）
2024年（令和6年）：小坂高等学校、十和田高等学校と統合し、秋田県立鹿角高等学校が開校。花輪高校は閉校。統合校は花輪高校の校舎を使用（一部改修、実験棟を新築）

設置学科

普通科
4クラス編成で、各クラスの成績上位者は4年制大学への進学を志望する傾向が強かった。

部活動

運動部

陸上競技部
スキー部
野球部
バスケットボール部（男女）
バレーボール部（男女）
ソフトテニス部（男女）
サッカー部
卓球部
柔道部
剣道部
空手道同好会

文化部

演劇部
食物部
美術部
実業部
科学部
吹奏楽部：秋田県芸術文化賞を複数回受賞
文芸同好会

著名な出身者

浅利純子：女子陸上競技・マラソン元選手
阿部義平：国立歴史民俗博物館名誉教授
阿部牧郎：作家
金沢まさえ：お笑い芸人
小林範仁：ノルディック複合選手
関厚：鹿角市長
高橋健一：男子陸上競技元選手、現指導者
松宮隆行：男子陸上競技選手
松宮祐行：男子陸上競技選手（隆行の双子の弟）
髙田尚暉：2024世界クロスカントリー選手権大会 シニア男女混合8㎞リレー7位入賞

アクセス

JR花輪線 鹿角花輪駅から車で3分
東北自動車道 鹿角八幡平ICから車で5分

関連情報

秋田県高等学校一覧
旧制中等教育学校の一覧 (秋田県))
* 公式ウェブサイト

長年にわたり地域の教育を支えてきた秋田県立花輪高等学校。閉校は惜しまれますが、その精神は統合先の秋田県立鹿角高等学校に引き継がれ、新たな歴史を刻んでいくことでしょう。

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