秋田県立角館南高等学校

秋田県立角館南高等学校について

秋田県立角館南高等学校は、かつて秋田県仙北市角館町に所在した県立の女子高等学校です。地元では「角南（かくなん）」の愛称で親しまれていました。部活動が活発で、特にバレーボール部は全国レベルの強豪として知られ、全国高等学校バレーボール選抜優勝大会（春高バレー）には過去8回出場し、第2回大会では準優勝という輝かしい成績を収めています。

2014年度、角館南高校は秋田県立角館高等学校と統合し、その歴史に幕を閉じました。統合後の学校は秋田県立角館高等学校の名称が引き継がれ、校舎は暫定的に旧角館南高校の場所に設置されました。ただし、全日制課程は2015年度に旧角館高校の跡地とその周辺に新築移転しました。一方、旧角館高校から受け継がれた定時制課程は、統合校舎の新築後に旧南高校の校舎を取り壊し、その跡地に2016年に新設されました。また、同じ敷地内には秋田県立大曲支援学校せんぼく校も併設されています。

沿革

角館南高校の歴史は、1928年に秋田県立角館高等女学校として設立されたことに始まります。以下に主な沿革を年表形式でまとめます。

1928年3月13日：秋田県立角館高等女学校の設立が認可。
1928年4月19日：角館町公会堂を仮校舎として開校式・第1回入学式を挙行。
1930年9月1日：新校舎が完成し、現在地に移転。
1931年10月28日：第1回卒業式を挙行。
1948年4月1日：学制改革により、秋田県立角館南高等学校と改称。
1951年4月1日：学校統合により秋田県立角館高等学校となるが、本校は南校と称される。
1952年7月1日：秋田県立角館南高等学校として分離独立。
1971年3月：女子バレーボール部が全国高等学校バレーボール選抜優勝大会で準優勝。
2014年3月31日：秋田県立角館高等学校と統合し、閉校。

校歌

校歌は、作詞を川島堰一郎氏、作曲を小松耕輔氏が担当しました。

主な卒業生

角館南高校は、各界で活躍する多くの人材を輩出しています。主な卒業生は以下の通りです。

荒木田裕子：日本オリンピック委員会理事、モントリオールオリンピック金メダリスト（バレーボール）
利部陽子：ロサンゼルスオリンピック銅メダリスト（バレーボール）
伊藤敬子：元夏季ユニバーシアードバレーボール競技日本代表
小松ひとみ：写真家、元バスケットボール選手
高川定子：バスケットボール日本代表
藤あや子：演歌歌手
円山和子：演歌歌手
椿千代：舞台女優（劇団わらび座所属）
向川桜子：アルペンスキー選手

関連情報

秋田県高等学校の廃校一覧
日本の男女別学校一覧
高等女学校

外部リンク

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