秋田県道21号大館停車場線

秋田県道21号大館停車場線は、秋田県大館市における主要な道路の一つです。その起点は、JR大館駅に隣接する御成町1丁目。そこから南東へわずか250メートル進むと、道は右折し、片側2車線の道路へと変わります。さらに400メートル進んだ御成町2丁目交差点で、秋田県道2号大館十和田湖線と合流。360メートルの重複区間を経て、有浦1丁目交差点に至り、国道7号と接続します。

この路線の総延長は936メートル、実際に利用されている区間は576メートルです。未供用区間は存在しません。

歴史

特筆すべきは、御成町2丁目における道路区間の変遷です。かつては県道21号の一部であったこの区間は、昭和29年に国道7号の単独区間となり、その後、昭和47年に県道2号との重複区間となりました。そして、県道2号のルート変更に伴い、再び県道21号の単独区間となったという複雑な経緯を持っています。

1954年には主要地方道に指定され、起終点の変更や県道の認定・解除が繰り返されました。1968年には大火に見舞われ、1970年には復興の象徴としてアーケードが設置されましたが、商業施設の郊外化により、アーケードは老朽化のため2015年に撤去されました。

路線状況

近年では、沿線の商店街の衰退が見られますが、地域住民にとっては重要な生活道路としての役割を果たしています。

重複区間

秋田県道2号大館十和田湖線（大館市御成町2丁目交点- 大館市有浦1丁目終点）：360 m

地理

沿線には、大館駅をはじめ、バス乗り場、郵便局、銀行、ショッピングセンターなど、多くの公共施設や商業施設が立地しています。

沿線の施設

JR東日本奥羽本線・花輪線 大館駅
大館駅前バス乗り場
花善
ニッポンレンタカー大館駅前営業所
秋北バス本社・大館駅前バスステーション
大館駅前郵便局
秋田銀行大館駅前支店
* いとく大館ショッピングセンター

秋田県道21号大館停車場線は、短いながらも、大館市の歴史と変遷を物語る、重要な地域路線と言えるでしょう。

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