秋田県道68号白沢田代線

秋田県道68号白沢田代線は、秋田県大館市を横断する主要地方道であり、その総延長は23.589kmに及びます。この路線は、国道7号とJR奥羽本線が交差する白沢駅前の白沢交差点を起点とし、西へと進みます。

概要

大館市花岡の市街地を右折した後は、山間部へと景色が変わります。特に、山間部の4.5kmは未改良区間であり、冬季期間中は通行止めとなりますので注意が必要です。しかし、この道沿いには、岩瀬川の上流に位置する山瀬ダムや、大館市の伝統行事であるアメッコ市にまつわる言い伝えが残る白髭大神を祀る田代岳などの霊峰がそびえ立ち、豊かな自然と歴史を感じることができます。

路線データ

総延長: 23.589 km
実延長: 23.589 km
起点: 秋田県大館市白沢字白沢522番7（国道7号交点・白沢交差点）
終点: 秋田県大館市岩瀬字ウド坂20番1（国道7号交点、田代大橋東交差点）
未供用区間: なし

歴史

この路線は、1959年（昭和34年）2月17日に花矢町花岡から白沢停車場までを結ぶ花岡白沢停車場線（整理番号127）として秋田県道に認定されたのが始まりです。その後、1993年（平成5年）5月11日には、建設省によって県道釈迦内花岡白沢線の一部と県道花岡越山早口線が白沢田代線として主要地方道に指定されました。そして、1994年（平成6年）4月1日に県道が再編統合され、大館市白沢から北秋田郡田代町岩瀬までを結ぶ主要地方道として、現在の秋田県道68号白沢田代線が認定されました。

路線状況

重複区間: 秋田県道192号釈迦内花岡白沢線（大館市白沢・起点 - 大館市花岡町字前田・交点）
冬期閉鎖区間: 大館市二井山 - 大館市越山、8.1 km（12月初旬 - 4月中旬）
交通不能区間: なし

地理

沿線には、JR奥羽本線白沢駅や大館市立矢立小学校などの施設があります。また、かつて同和鉱業花岡鉱山があった場所には、DOWAエコシステム関連施設が立地しています。さらに、岩瀬川とその上流には、山瀬ダムや五色湖といった名所があり、三菱重工業名古屋誘導推進システム製作所田代ロケット燃料試験場もこの地域に位置しています。そして、田代岳県立自然公園や田代岳、雷岳、烏帽子岳といった山々が連なり、豊かな自然が広がっています。

この県道は、地域の生活を支える重要な役割を担うとともに、沿線の豊かな自然や歴史に触れることができる魅力的なルートです。

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