秩父市道大滝幹線17号線

秩父市道大滝幹線17号線について

秩父市道大滝幹線17号線（ちちぶしどうおおたきかんせん17ごうせん）は、埼玉県秩父市に位置する市道であり、秩父多摩甲斐国立公園内に含まれています。この道路は、一般的にはその旧名称である中津川林道としても知られており、埼玉県と長野県の間を結ぶ唯一の車道です。この道路は、特にドライバーたちにとって非常に魅力的なルートとされています。

道路の概要

大滝幹線17号線は、三国峠から西に向かうと長野県に入ります。この地点からは、川上村道192号梓山線（旧梓山林道）と接続，同时に埼玉県と長野県を結ぶ重要な役割を果たしています。埼玉県内の自動車通行可能な道路の中で、最も西端に位置しており、また長野側でも最も東に位置する道路となっています。

この道路の大部分は未舗装で、起点から約3.3kmまでが舗装されています。終点近くでは、中津川が流れる中津峡の渓谷美を堪能できるため、自然の景観を楽しむことが可能です。また、鎌倉沢橋の近くでは、かつて利用されていた武州中津川森林鉄道の廃線跡が見受けられ、その当時の名残が残ります。

さらに、信濃沢橋の東側では南へ分岐し、トンネルを経て大山沢に向かう大山沢林道も存在します。この林道は埼玉県の有林道であり、自然の中に隠れたルートとして知られています。中津川に合流する金蔵沢では、幹周り約13.4mの巨大なカツラの木が発見され、地元では「金蔵沢の大カツラ」として親しまれています。

通行規制について

この道は毎年11月25日から翌年4月30日までの間、冬期閉鎖される部分があります。特に、信濃沢橋から三国峠までの区間は、この期間通行できません。また、通行可能な期間でも夜間は通行止めが課されるため、ドライバーたちは注意が必要です。加えて、土砂崩れなど何らかの災害によって通行を制限されることもあります。

自然保護と未来

この法律道路は、未舗装のためへ続くアクセスが限られているにも関わらず、地元住民や旅行者にとっては親しまれています。道路の通行を容易にするための改善意見も存在しますが、自然保護団体からは手つかずの自然環境を保護するために現状維持を求める声も多くあります。

路線データと歴史

秩父市道大滝幹線17号線は、1959年に着工され、1966年に開通しました。その後、1982年には無料で利用できるように開放されました。この道は、今なお多くのドライバーに愛され、自然と一体になった貴重な交通路としての役割を担っています。埼玉と長野を結ぶ重要な道路であり、季節ごとに変化する風景も楽しむことができるため、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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