稲富宏樹

稲富 宏樹のプロフィール

稲富 宏樹（いなとみ ひろき）は、1999年4月27日生まれで、大阪府寝屋川市で育った元プロ野球選手です。ポジションは捕手であり、右投左打ちのプレイヤーでした。プロのキャリアでは育成選手として活動し、2022年からはオリックス・バファローズのブルペン捕手に転身しました。

経歴

プロ入り前

野球の道に入ったのは小学5年生のときでした。三田松聖高等学校に進学し、野球部に所属して寮生活をスタートさせます。入部早々、1年生の春には捕手のレギュラーに抜擢されますが、その後、身体に湿疹が発生し、痒みや痛みに悩まされることになります。医師からは、紫外線とカモガヤに対するアレルギーと診断され、野球を休むことを勧められました。しかし、家族や仲間の支えを受けて、彼は野球を続け、2年生の秋には主将になりました。

3年生の夏には兵庫県大会でベスト16に進出しますが、報徳学園に敗れました。この時期に、彼の野球に対する情熱や熱い思いは揺るがなかったようです。2017年度のプロ野球ドラフトでオリックス・バファローズから育成選手として1位指名を受け、契約を結びました。契約時の背番号は123、年俸は250万円でした。

プロ入り後

プロ入りを果たした後、稲富は着実に成長を続けました。2018年シーズン終了後にはアジアウインターベースボールリーグのNPBウエスタン選抜に選出され、その才能が認められました。しかし、2021年10月5日、オリックスから戦力外通告を受け、現役を引退することとなりました。

現役引退後

引退後は、2022年1月8日にブルペン捕手として新たなスタートを切りました。選手としてのキャリアを持つ稲富が、ブルペンでの役割を果たすことで、若い選手たちへの指導やサポートを行っています。

選手としてのスキルと特徴

稲富の強みはその強肩です。捕球から二塁送球までのスムーズさは特筆すべきもので、彼は1.8秒台で二塁に送球する能力を持っていました。柔らかいスローイングも彼の大きな魅力であり、これらの能力がプロ入りを可能にしました。愛称は「トミー」で、チームメイトから親しまれていました。

詳細情報

• - 一軍公式戦出場はありませんでしたが、彼の努力と情熱は多くの人々に影響を与えました。
• - プロ野球選手としての背番号は123（2018年 - 2021年）、ブルペン捕手としての背番号は108（2022年 - 現在）です。

関連項目

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