稲荷坂 (横浜市)

稲荷坂は、神奈川県横浜市南区の中村町5丁目から、堀割川にかかる中村橋の脇を起点として、南東方向へ向かって上る坂道です。坂は約350メートルの長さを持ち、山谷に位置する在日米軍根岸住宅地区の入口まで続いています。

坂の名前の由来は、かつて坂の途中に鎮座していた稲荷神社（中村稲荷）に由来します。地域住民からは「稲荷坂」として親しまれていました。しかし、稲荷神社は第二次世界大戦中の横浜大空襲によって焼失してしまいました。戦後、神社は坂の下に再建され、現在に至っています。

稲荷坂の特徴の一つとして、坂の頂上付近からの眺望の良さが挙げられます。特に西方向への視界が開けており、天候に恵まれた日には、美しい富士山の姿を望むことができます。坂を上りきった達成感と共に、壮大な景色を楽しめるスポットとして、地域住民や観光客に親しまれています。

稲荷坂は、その名前の由来となった稲荷神社の歴史や、頂上からの眺望の美しさなど、様々な魅力を持つ坂道です。横浜市南区を訪れる際には、ぜひ足を運んで、その魅力を体感してみてください。

補足

稲荷坂は、地域住民の生活道路として利用されています。坂道は比較的緩やかで、歩行者や自転車での通行も可能です。
坂の周辺には、住宅街が広がっています。静かな環境の中で、散策を楽しむことができます。
* 稲荷坂の近くには、堀割川が流れています。川沿いの遊歩道を散策するのもおすすめです。

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