穢れなき軍団 (ゲーム・オブ・スローンズ)

あらすじ

キングズランディング

ティリオンはヴァリスに、サーセイが自分を殺そうとした証拠を求めるが、ヴァリスは過去のトラウマを語り、代わりに復讐を誓う。ヴァリスはまた、ピーター・ベイリッシュがサンサを連れて高巣城へ向かうことを知り、レディ・オレナにサンサとロラス・タイレルの結婚を提案する。

ジョフリー王はマージェリーを大聖堂に連れていくが、サーセイとオレナは結婚式の準備を進めている。マージェリーはジョフリーに民衆への愛を示すよう促し、サーセイはこれに不快感を示す。サーセイはタイウィンにジェイミー奪還とタイレル家の脅威を訴え、マージェリーがジョフリーを操っていると警戒する。

サンサはマージェリーに親しくされるが、サーセイに警戒する。マージェリーはサンサとロラスの結婚を約束する。

〈北部〉

ブランは夢の中でジョジェンと共に〈三つ目の鴉〉を追う。現実ではキャトリンの言葉を思い出し、木から落ちる。

シオンは逃亡を試みるが、かつて自分が捕らえていた少年に裏切られ、再び牢獄へ連れ戻される。彼はスターク家の少年たちを殺害したと思い込んでいたが、それはダグマーの仕業だった。

リヴァーランド

ジェイミーはロックたちに辱められ、剣を奪って反撃するも、左手しか使えず敗北する。ブライエニーはジェイミーに復讐のため生きろと説得する。

アリア、ジェンドリー、ハウンドは〈旗印のない兄弟団〉に捕らえられ、ベリック・ドンダリオンと対面する。ハウンドは過去の殺人について糾弾されるが、王を守るためだったと主張する。アリアはハウンドが友達を殺したと告発し、ドンダリオンは決闘裁判を宣告する。

〈壁〉の向こう側

グレンたちは〈クラスターの砦〉で豚の世話をさせられる。ラストはクラスターへの不信感を口にする。サムとジリは、ジリの子供がクラスターに知られることを恐れる。

〈冥夜の守人〉が砦に戻ると、カールがクラスターに暴言を吐き、クラスターはカールに襲いかかるが逆に殺される。モーモント総帥もラストに殺され、〈冥夜の守人〉の間で戦闘が始まる。サムはジリと子供を連れて逃走する。

狭い海の向こう側

デナーリスはドラゴン一頭と引き換えに〈穢れなき軍団〉を手に入れる。取引後、デナーリスはヴァリリア語を話し、ドラゴンに命令して奴隷商人を殺させる。デナーリスは〈穢れなき軍団〉にアスタポアを解放させ、奴隷たちを自由にすると宣言。兵士たちはデナーリスに忠誠を誓う。

製作

脚本

原作第三部『剣嵐の大地』の特定章に基づき、プロデューサーのデイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが脚本を執筆。ヴァリスの過去は第二部から引用された。このエピソードをターニングポイントにする意図があったと語られている。デナーリスの最後のシーンは原作を読んだ際に映像化を強く意識したという。

言語

デナーリスが初めて〈高ヴァリリア語〉を話した。それまでは奴隷商人が〈低ヴァリリア語〉を話していた。言語はデイヴィッド・J・ピーターソンが設計した。

キャスティング

ベリック・ドンダリオン役がリチャード・ドーマーに交代して再登場。第一章では別俳優が演じていた。

監督

アレックス・グレイヴスが監督。特にアスタポアのシーンの撮影を評価された。多数の出演者とアクション、特殊効果を要するシーンを短期間で撮影した。

ロケーション

スタジオ撮影はベルファスト近郊で行われ、屋外シーンは北アイルランド各地で撮影された。オレナとヴァリスの庭のシーンはクロアチアの植物園、デナーリスのシーンはモロッコで撮影。ワルザザートの壁は、映画『キングダム・オブ・ヘブン』のために建てられたものが使用された。

評判

視聴者数

初回放送では487万人が視聴、再放送を含めると合計590万人が視聴した。

賞

エミリア・クラークがプライムタイム・エミー賞の助演女優賞に、ダイアナ・リグがゲスト女優賞にノミネートされた。その他、音響編集賞、音響賞にもノミネートされた。

参照

スター・チャンネル 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
ワーナー・ブラザース DVD&Blu-ray 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
* Official U.S. website HBO

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