穴田真規

穴田真規のプロフィールと経歴

穴田真規（あなだ まさき）は1993年2月1日生まれで、大阪府箕面市に生まれ育った元プロ野球選手です。主に内野手として活動しており、プロ入り前には野球に対する情熱を早くから示していました。2011年から2013年まで、阪神タイガースで育成選手としてプレーし、その後、社会人野球の和歌山箕島球友会での活動を経て、選手キャリアを終えました。

プロ入り前の野球人生

穴田は小学校2年生の時に「みのおクラブ」で軟式野球を始め、3年生からは「宝塚リトルリーグ」で硬式野球をプレイします。このチームでは、名選手の山田哲人とチームメイトとしてともに学び成長しました。中学時代は「淀川シニア」に所属し、投手や捕手、右翼手とさまざまなポジションを経験。彼の才能はすでにこの頃から際立っていました。

高校は大阪府立箕面東高校に進学し、硬式野球部の主将として活躍。在学中は対外試合で通算31本塁打を記録しました。しかし、春夏の全国大会出場は果たせず、2010年のNPB育成ドラフトで阪神タイガースに3巡目指名を受け、育成選手として入団します。この時、支度金200万円と年俸300万円という条件で契約し、背番号127を与えられました。

阪神タイガース時代

プロ入り早々の2011年にはウエスタン・リーグで9試合に出場し、打率.231、1本塁打を記録しました。翌2012年には30試合に出場したものの、打率はわずか.108と三振や得点力に苦しむシーズンとなりました。2013年にも34試合に出場し、打率は.257まで改善されたものの、支配下選手登録はならず、10月21日に戦力外通告を受けました。彼は同年10月31日付けで自由契約選手として公示されることとなります。

和歌山箕島球友会での活動

阪神タイガースを退団後、2014年には和歌山箕島球友会へ入部しました。このクラブチームでは、主力選手として二度の全日本クラブ野球選手権大会での優勝に貢献し、社会人野球日本選手権大会にも出場しました。背番号は阪神時代の同僚である中谷将大と同じ60を受け継ぎました。

現役時代、彼は俊足と強肩、シュアな打撃を武器にし、特に50m走を6秒6の速さで駆け抜けることができました。指導を受けた長谷監督からは、「打球の飛距離はノリ（中村紀洋）以上」と評価されるほどの逸材でした。

現役を通じて、地域の子どもたちとの交流にも力を入れていました。和歌山県内のスーパーマーケット、マツゲンの惣菜売場で働きながら、朝から仕事をし、練習にも参加する日々を送っていましたが、2016年のクラブ選手権予選での三振をきっかけに、現役を引退することを決意しました。しかし、2017年にもプレーを続け、最後の試合では中堅への適時打を放つ場面で有終の美を飾りました。

現在の活動

現役引退後、穴田は現在、尼崎市内の企業で働いています。彼の選手としての経験や地域活動は、地域のスポーツ振興にも貢献していることでしょう。穴田真規の野球人生は非常に多彩で、彼の足跡は今も多くの人々に影響を与え続けています。

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