窓ハルカ

窓ハルカ

窓ハルカは、日本の漫画家であり、秋田県出身です。高校時代から漫画の投稿を始め、美術系の短大に進学後、イベント制作会社勤務を経て、再び漫画家としての道を歩み始めました。

経歴

本格的に漫画家として活動を開始する以前には、O-157による溶血性尿毒症症候群で入院するという経験をしています。2010年からは、インターネットや同人誌即売会コミティアを中心に作品を発表するようになりました。

2011年、『週刊少年チャンピオン』（秋田書店）にて読切作品「鈴木華子ちゃんの戦慄」でデビューを果たし、その後、同シリーズを不定期に連載しました。2012年には、入院体験を基にしたエッセイ漫画「o-157と溶血性尿毒症症候群になって入院したよ♥」を電子書籍サイト「パブー」で発表し、ネット上で大きな話題を呼びました。

2014年には、コミティアで発表した「土鶸井先輩保護クラブ」が動画化されたほか、『週刊少年チャンピオン』に読切「中古ビデオ屋の女店員X」が掲載されました。同年8月からは、リイド社のウェブマガジン『トーチweb』で短編・中編漫画の連載を開始しています。

2015年9月には、初の単行本『俗の金字塔』（リイド社）を発売。この単行本の発売を記念して、窓ハルカ自身が審査員を務める「窓ハルカ漫画大賞」が開催されました。2016年3月からは、『トーチweb』にて『漫画として表れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ』の連載を開始し、同年11月には、読切作品「中古ビデオ屋の女店員X」がウェブアニメ化されました。

2017年7月からは、集英社のWEBコミックサイト「ふんわりジャンプ」にて、知的障害を持つ弟との思い出を描いたエッセイ漫画『かすみ草とツマ』を連載開始。同年12月には、2015年にコミティアで発表された「3人の若い女」がアニメドラマ化されました。2019年9月には、『漫画として表れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ』が中川梨花主演でテレビドラマ化されています。

トキワ荘プロジェクト出身であり、現在ではバーチャルYouTuber「くまーめいど」の運営も手掛けています。漫画家としての活動に加え、多岐にわたる分野で才能を発揮しています。

作品の特徴

窓ハルカの作品は、日常に潜むユーモラスな視点と、時にシリアスなテーマを織り交ぜた独特の世界観が特徴です。エッセイ漫画では、自身の体験を赤裸々に描き出し、読者に共感と感動を与えています。また、フィクション作品では、個性的なキャラクターや予想外の展開で読者を魅了しています。

主な作品リスト

単行本
『俗の金字塔』（リイド社、2015年）
『漫画として現れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ』（リイド社、2017年）
『かすみ草とツマ』（ふんわりジャンプ、2017年 - 2018年、電子書籍のみ）
『わななきの義兄』（スキマ TORICO、2019年）
単行本未収録読切
「鈴木華子ちゃんの戦慄」（週刊少年チャンピオン、2011年44号）
「中古ビデオ屋の女店員X」（週刊少年チャンピオン、2014年28号）
アニメ化作品
『土鶸井先輩保護クラブ』（2014年）
『中古ビデオ屋の女店員X』（2016年）
『3人の若い女』（2017年）

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