立ともみ

概要

立ともみ（りつともみ）は、1947年11月27日生まれの元宝塚歌劇団専科・月組組長として知られる男役です。兵庫県宝塚市の出身で、雲雀丘学園高等学校で学びました。

幼少期と宝塚歌劇との出会い

彼女は、母が宝塚歌劇団の卒業生（第17期生）であることから、早くからダンスや宝塚歌劇に触れる機会がありました。この影響で、幼少の頃から舞台に立つことへの憧れを抱き、宝塚音楽学校への進学を決めました。

宝塚歌劇団でのキャリア

1966年に宝塚音楽学校に入学し、1968年には卒業。宝塚歌劇団に54期生として入団し、その年に『マイ・アイドル』で初舞台を踏みました。入団時の成績は59人中2位で、若手スターとして将来を期待されました。

1970年には花組に配属され、新人公演『炎』で若手スター瀬戸内美八の役を演じるなど、着実にキャリアを歩んでいきます。その後1977年に星組に異動し、1982年には専科に転身しました。専科時代には、ニューヨークへのダンス留学や多くの公演で振付も手がけるなど、多岐にわたる才能を発揮します。

1997年には月組へ異動し、組長に就任。2002年には再び専科に戻り、男役として特別出演を行っていました。2007年、特別出演した花組の公演を最後に、定年退団します。

退団後の活動

退団後も舞台から離れることはなく、宝塚イゾラベッラでのコンサートや心斎橋そごう劇場での公演に出演しています。また、コープこうべでのストレッチ・ジャズダンス指導や宝塚歌劇団での演技指導も積極的に行い、宝塚音楽学校の生徒たちに対する指導や、全国各地での宝塚受験を志す女子中高生への個別支援にも尽力しています。

代表的な舞台作品

立ともみは、宝塚歌劇団在籍中に数多くの作品に出演しました。花組時代には『炎』や『ベルサイユのばら』、星組時代にも『風と共に去りぬ』や『心中・恋の大和路』、月組時代には『WEST SIDE STORY』や『LUNA-月の伝言-』など多様な役を通じて華やかな舞台を彩りました。

総括

立ともみのキャリアは、宝塚歌劇団の男役としてだけでなく、演技指導やダンス講師としても広がりを見せており、他の芸術家たちと共に日本の舞台芸術界に貢献しています。彼女の影響を受けた方々にとって、彼女はかけがえのない存在であり続けています。

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