立命館慶祥中学校・高等学校

立命館慶祥中学校・高等学校の概要

立命館慶祥中学校・高等学校（りつめいかんけいしょうちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、北海道江別市に位置し、私立の中高一貫教育を展開する教育機関です。この学校は、学校法人立命館が設立したもので、全国私立寮制学校協議会に加盟しています。

歴史的背景

運営の歴史は1935年にさかのぼり、その際に足羽慶保が設立した札幌高等経理学校に始まります。当初、学校は札幌市中央区に位置する細川護立侯爵の別邸で運営されていました。1948年に学制改革が行われ、新たに札幌経済高等学校として改組されると、1990年代に至るまで持続的に教育を行ってきました。1995年には、学校法人慶祥学園と立命館の法人合併により、正式に立命館の一部となり、現在の校名に改称されました。

2000年には立命館慶祥中学校が新たに開校し、同時に中高一貫教育が導入されました。現在、学校は地域でも「立命館」や「Rits（リッツ）」と親しまれています。

進学と教育制度

立命館慶祥中高は、立命館大学および立命館アジア太平洋大学への進学ルートを提供しています。実際に、在校生の半数以上がこれらの大学に進む傾向があります。さらに、同校は教育方針として、国際的に通用する教育の質を高めるべくさまざまなプログラムを開設しており、例えば、文部科学省からは「スーパーサイエンスハイスクール」および「スーパーグローバルハイスクール（SGH）」に指定されています。2015年にはハーバード大学との提携プログラムも始められました。

特色ある活動

立命館慶祥中高では、文系・理系問わず豊富な部活動が存在し、特に弁論研究部は全国大会での優勝歴を持つなどの実績を上げています。また、アメリカンフットボール部もあり、これは北海道内の高校で数少ない存在の一つと言えるでしょう。

登校時の交通手段は厳格に設定されており、周辺の交通状況を考慮して、バスや保護者の送迎以外の手段は原則として認められていません。また、特に遠方から通う生徒に配慮し、スクールバスは大谷地駅および大麻駅から運行されています。2019年度からは新札幌駅からの一般路線バスもスクールバスとして機能するようになりました。

現状の教育課程

2009年度からは時間割が見直され、土曜日が休みでなくなる6日制が導入されました。この新しい制度により、生徒たちはより多くの時間を学校で過ごすことになっています。立命館慶祥中学校・高等学校は、質の高い教育を提供し続けるとともに、未来に向けて国際的な視野を持つ人材の育成に注力しています。

このように立命館慶祥中学校・高等学校は、長い歴史と多様な教育プログラムを持つ学びの場として、多くの生徒に支持されています。

もう一度検索