立山酒造

立山酒造株式会社：北陸を代表する日本酒メーカー

立山酒造株式会社は、富山県砺波市に位置する、清酒を中心とした酒類の製造・販売を行う老舗の酒造メーカーです。北陸地方屈指の日本酒メーカーとして、その高い品質と伝統的な技法で広く知られています。

厳選された素材と伝統の技

立山酒造の日本酒造りは、良質な水と原料米へのこだわりから始まります。白山連峰から流れ出る清流・庄川の伏流水を仕込み水として使用。これは花崗岩層で自然濾過された、極めて軟水で、日本酒造りに最適な水質です。

原料米には、酒造好適米の最高峰とされる兵庫県産の山田錦を主に使用。さらに、北陸地方を代表する酒造好適米である五百万石なども厳選して用いることで、それぞれの銘柄に最適な味わいを生み出しています。

代表銘柄「銀嶺立山」

立山酒造を代表する銘柄が「銀嶺立山」シリーズです。ラベルから「酉印」「立山二級」と呼ばれることもある本醸造酒（旧：普通酒）は、その淡麗辛口の味わいが人気を博し、多くの人々に愛飲されています。

近年では、化粧箱のデザインを一新。従来の立山雄山と雄山神社峰本社のデザインから、白地ベースのシンプルなデザインに変更されました。これは伝統を守りながら、現代的な感性にも対応しようとする、同社の姿勢を表していると言えるでしょう。

「銀嶺立山」シリーズ以外にも、純米吟醸「雨晴」、3年間低温貯蔵熟成された古酒「愛山」、立山梅酒など、幅広いラインナップを展開しています。それぞれの銘柄には、立山酒造の技術とこだわりが凝縮されています。

歴史と受賞歴

立山酒造の歴史は古く、1830年（文政13年）に創業されました。1906年（明治39年）には株式会社となり、現在に至ります。

長年にわたる酒造りを通して、数々の賞を受賞。全国新酒鑑評会においては、平成14酒造年から平成29酒造年にかけて何度も金賞を受賞しています。令和に入ってからも、第一工場、第三工場が複数回金賞を受賞するなど、高い評価を得ています。これらの受賞歴は、立山酒造の技術力と品質の高さを証明するものです。

会社情報

所在地: 〒939-1322 富山県砺波市中野217番地（登記住所は220番地）
法人番号: 7230001008293
* 清酒製造免許: 第1253号

まとめ

立山酒造株式会社は、歴史と伝統、そして革新を兼ね備えた、北陸地方を代表する日本酒メーカーです。厳選された素材と高度な技術、そして時代に合わせて変化を続ける姿勢が、多くの人々を魅了し続けています。これからも、立山酒造の日本酒が、人々の暮らしに豊かな彩りを添えてくれることでしょう。

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