立川吉笑

立川吉笑のプロフィールと経歴

立川吉笑（たてかわ きっしょう）は、2000年代を代表する落語家の一人であり、1984年6月27日に京都府で生まれました。本名は人羅真樹で、現在は立川流に所属し、落語家としてのキャリアを積んでいる二ツ目です。

学生時代からの軌跡

京都市立堀川高等学校の自然探究科を卒業後、京都教育大学に進学しますが、教育学部の数学科での学びを中退。その後、彼はお笑い芸人を目指し、相方とコンビを組んでbaseよしもとのオーディションに挑戦しました。しかし、相方の失踪によりコンビは解散。これを機に、舞台制作や放送作家として活動し、再びコンビを結成しますがそちらも続かず。また、立川志の輔のCDに触発されて、落語の道に進む決心をしました。

落語家としてのスタート

2010年11月6日、六代目立川談笑に入門し、「吉笑」を名乗ります。わずか1年5か月という短期間で二ツ目に昇進した彼は、注目を集めました。2021年には新宿末廣亭で落語芸術協会の興行に初めて出演し、他の流派の落語家と並ぶ機会を得ることになります。この出演は、彼のキャリアにおいて大きなステップとなりました。

真打昇進への挑戦

2022年5月からは「立川吉笑真打計画」として定期公演を開催し、真打への昇進を目指した具体的な活動を始めました。そして、2023年11月8日、銀座博品館劇場での独演会にて、師匠から真打昇進が認められ、昇進の時期が未定ながらも内定となりました。彼は自身のSNSで、「2025年春ごろに昇進予定」と発表しています。

受賞歴

立川吉笑は数々の賞を受賞しています。2021年12月には渋谷らくご大賞のおもしろい二つ目賞と渋谷らくご創作大賞を受賞し、2022年11月にはNHK新人落語大賞を満点で制覇。2023年には全国若手落語家選手権での大賞も手にし、その才能を広く知らしめています。

独自のスタイルと作品

立川吉笑は、独自性に富んだオリジナル落語を多く手がけています。彼の作品には、『狸の恩返しすぎ』や『テレスコ・序』、『小人十九』などがあります。高座での彼は、必ず袴を着用し、話の間に独特のギミックや物語性を盛り込み聴衆を引きつけます。

コミュニティと社会貢献

彼は新作ユニット「ソーゾーシー」にも参加し、音響や企画など幅広い役割を担っています。また、経営危機にあったCDショップの運営を支援するためにクラウドファンディングを行い、若手落語家と協力して成功を収めるなど、地域への貢献も行なっています。

まとめ

立川吉笑は、短期間での成長と独自のスタイルを持った落語家として、今後の真打昇進に向けて着実に進んでいます。彼の活動と挑戦は、落語界において新たな風を巻き起こすことが期待されています。

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