ソーゾーシー

ソーゾーシー：若手創作話芸ユニット

「ソーゾーシー」は、若手落語家と浪曲師による創作話芸ユニットです。このユニットは2017年に結成され、独自のスタイルでエンターテインメントを提供しています。メンバーそれぞれが持つ個性を生かし、観客に新しい楽しみを届けることを目指しています。

結成の背景

ユニットは、春風亭昇々さんが立川吉笑さんに提案し、瀧川鯉八さんと玉川太福さんも参加することで結成されました。彼らは、渋谷らくごなどのイベントで共演していた縁を持ち寄り、活動を開始しました。ユニット名の「ソーゾーシー」は、騒々しさや創造性、想像力を表現する意味が込められており、メンバー全員の熱意が感じられるネーミングです。

活動の広がり

結成当初は、東京都内の劇場や寄席で公演を行い、2019年には若手落語家ユニットとしては珍しい全国ツアーを実施しました。特に注目すべきは、2020年に新型コロナウイルスの影響で公演が難しい中、クラウドファンディングによって資金を集め、ツアーを実現したことです。この挑戦は演芸界でも前例が少なく、多くの支持を受けました。

2021年11月21日には、全国ツアーの資金捻出のため、リレーマラソンを実施しました。このマラソンは東京駅から江の島までの62.5kmを、メンバー4人が協力して走り抜きました。当日は小雨の中での活動となりましたが、無事に全行程を完走し、その後の公演への貴重な資金となりました。

メンバー紹介

• - 春風亭昇々：落語芸術協会に所属し、2021年に真打ち昇進。ソーゾーシーの創造的なアイデアを提供する中心メンバー。
• - 瀧川鯉八：落語芸術協会に属し、2020年に真打ち昇進。ユニットの食担当としてもコミカルな要素を提供。
• - 立川吉笑：落語立川流に所属。ソーゾーシーの企画や演出、音響と宣伝を担当し、多才なスキルを持つ。
• - 玉川太福：日本浪曲協会および落語芸術協会に所属する唯一の浪曲師。ユニットでは「ガッテン親分」として愛されている。
• - 玉川みね子：日本浪曲協会に属し、太福の師匠の妻でもあります。

公演の履歴

ソーゾーシーの公演は多彩で、様々な形式で行われています。初回公演は2017年4月に赤坂レッドシアターで行われ、その後も数回にわたって公演を重ねました。特に第4回公演では、落語ではなく4人が中心となったトークイベントが行われ、多様なエンターテインメント要素を取り入れました。

また、2021年には「ソーゾーシー傑作選」のCDも発売され、彼らの作品を多くのファンが楽しむことができるようになっています。ソーゾーシーは、今後も観客を楽しませるために新しい挑戦を続けることでしょう。

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