立川寸志

立川寸志（たてかわ すんし）

立川寸志は1967年6月7日に東京都立川市で生まれた落語家です。彼は落語立川流に所属する二ツ目の噺家であり、独特の出囃子「ダーク」で知られています。彼の本名は小田部信英で、落語の道に進む前は別の職業を経験していました。

学歴と職歴

立川寸志は、東京都立立川高校を卒業し、その後東京都立大学の人文学部で史学を専攻しました。大学卒業後、彼はベネッセコーポレーションに入社し、同社の情報誌「たまごクラブ」や「ひよこクラブ」の初期段階において編集者として活動しました。実は、彼はこれらの誌名の名付け親でもあります。これらの経験は、彼が後に落語において独自の視点と感性を持つことに寄与したでしょう。

落語家としての活動

立川寸志は2011年8月に立川談四楼に弟子入りし、正式に落語家としてのキャリアをスタートさせました。2015年3月には二つ目に昇進しました。彼の芸風は現代的なアプローチを取り入れていることで知られ、特に新作落語に積極的に挑戦しています。

2017年12月には、渋谷らくご賞・たのしみな二つ目賞を受賞し、彼の才能が広く認められるようになりました。さらに、2021年11月にはご当地落語「小野川温泉」を背景に、滞在した4日間で創作した新作落語『鰯地蔵』が鈴の宿賞を受賞しました。このように、彼は新しい試みに挑戦し続ける落語家です。

プライベートなエピソード

立川寸志は、落語会の会場近くで火事が発生した際に、着物姿でありながらスニーカーを履いて避難したというユニークなエピソードを持っています。また、2023年1月には立川流新年会に向かう途中で財布を紛失するというハプニングもありました。このような日常の出来事も、彼の人柄を知る手がかりとなります。

メディア出演

立川寸志はテレビやラジオでも活躍しています。2014年7月25日にはBS日テレの『キズナのチカラ』に出演しました。また、2024年4月からはFMつしまで『立川寸志のラクゴものめが！』というラジオ番組の放送を開始する予定です。さらに、2018年には映画『おけちみゃく』において盗賊役としても出演しました。

結語

立川寸志は、落語界の中でその独自性を追求し続け、多くの人々に笑いを提供しています。彼の新作落語や、リスナーとの交流を通じて、今後の活躍が大いに期待されます。公式サイトやSNSでの情報発信も行っているので、彼の活動をぜひチェックしてみてください。

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