立川志ら乃

立川志ら乃: 落語界の誇り

立川志ら乃（たてかわ しらの）は、1974年2月24日生まれの日本の落語家であり、落語立川流に所属しています。彼は立川志らくの三番弟子として真打に昇進し、タレント活動も行っている多才な存在です。出囃子には『手鞠唄』を使用し、本名は狩野 徹です。彼のユニークな経歴や活動は、多くの人々に愛されています。

経歴

立川志ら乃は、1998年に立川志らくに入門し、伝統ある落語の世界に足を踏み入れました。名づけ親である志らくは、シラノ・ド・ベルジュラックからインスピレーションを受けて「志ら乃」という名前を付けました。その後、彼は2003年に立川談志による昇進試験に合格し、二ツ目に昇進します。

彼は2005年にはNHK新人演芸大賞を受賞し、2011年には志らく一門の真打トライアル試験に合格。この年に真打昇進が内定しました。2012年には兄弟子の立川こしらと共に真打に昇進し、立川談志の孫弟子として初めての真打となりました。彼は5代目柳家小さんの曾孫弟子としても初めての真打昇進を果たしました。

さらに、2015年には第1回渋谷らくご大賞で創作大賞を受賞し、2018年には落語立川流としての定席出演を叶えるなど、彼の活動は非常に多彩です。

芸歴と受賞歴

立川志ら乃の芸歴は1998年の入門から始まり、2003年には二ツ目に昇進、2012年には真打に昇進しました。受賞歴も豊富で、2005年にはNHK新人演芸大賞の大賞を獲得しました。彼の落語に対する情熱と才能は、多くのファンに対して証明されています。

人物

志ら乃の両親は熊本出身であるとのこと。彼は1997年に明治大学第二文学部を卒業し、明治大学落語研究会に所属していました。落語界の巨匠、立川談志から「俺のDNAが志らくを通じて流れている気がする」と言われるほど、彼の存在は談志と深く結びついていました。

また、志ら乃はハロー!プロジェクトの熱心なファンとして知られています。自身のラジオ番組にはハロプロのタレントがゲスト出演することもあり、女性アイドルとのコラボイベントにも参加しています。中でも、彼の結婚式では元モーニング娘。の高橋愛と新垣里沙が証人を務めました。

趣味や特技

志ら乃は左利きのため、ゴルフセットを譲り受ける提案を受けましたが、ゴルフは行っていないと述べています。彼はスーパーマーケットを非常に好み、楽しむ姿勢を持っています。また、声優の井上喜久子のファンクラブ会員であることも知られています。

弟子と活動

立川志ら乃は正式な弟子の他にも、著名人を対象とした「客分の弟子」にも指導を行っています。これにより、さまざまなジャンルの活動をしながら、新しい才能を育てることに貢献しています。また、テレビやラジオの番組での出演や、書籍・ムックの連載も行っています。

立川志ら乃の多彩な経歴と活動は、落語界に新たな息吹をもたらし、彼の存在は多くの人々に希望と楽しみを与えています。

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