立川志ゑん

立川志ゑんのプロフィールと経歴

立川志ゑん（たてかわ しえん）は1974年6月24日生まれの落語家で、落語立川流に属する真打です。本名は後藤貴雄で、神奈川県横浜市にて育ちました。志ゑんは高校を卒業後、駒澤大学の経済学部に進学しましたが、大学在学中に立川志らくの指導を受ける「らく塾」に参加し、落語の世界に引き込まれていきました。1999年4月には志らくに弟子入りし、前座名として「らく八」を名乗りました。

芸歴の進展

志ゑんは2012年4月に二ツ目に昇進し、「志奄」に改名しましたが、2019年には弟子たちの不興により、一時前座に降格されるという厳しい経験もしました。そんな中でも、彼は努力を続け、同年7月に再び二ツ目に復帰。2021年9月には真打に昇進し、「志ゑん」と改名し、さらなる飛躍を遂げました。

真打昇進披露のエピソード

本来の真打昇進披露パーティーは2021年9月11日に予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で延期となりました。そのため、急遽「本人不在披露パーティーの様なもの」が企画され、立川志ららや立川こしらの主導で、六本木のゆにおん食堂にて行われました。イベント中は、感染拡大防止策が施され、来場者はソーシャルディスタンスに配慮した形で参加しました物販も行われ、その売上は志ゑんへの祝儀として寄付されました。

さらに同日にはYouTube生配信番組「HALLO中堅」にサプライズ出演し、その際の一幕では志ゑんがトイレに行くことを引き合いに出し、会場の笑いを誘いました。このようなユーモアも彼の人柄を象徴しています。

昇進披露興行の成功

2021年10月26日には、真打昇進披露興行が渋谷区文化総合センターで開催されました。当日は立川志ららや立川談笑といった有名落語家が出演し、盛況のうちに終わりました。志ゑん自身も「粗忽長屋」を披露し、観客の心をつかみました。

受賞歴

また、同年10月30日には「第１回我こそはカレクック大賞」でグランプリを受賞し、その実力が証明されました。このコンテストは多くの参加者が集まり、激戦の中での勝利は、彼の存在感を際立たせる結果となりました。このように、落語家としてのキャリアを積み重ねていく中で、彼は確固たる地位を築いています。

まとめ

立川志ゑんは、伝統的な落語の魅力を伝えるだけでなく、独自のスタイルとユーモアを持った落語家です。彼の活動は今後も多くの人々に影響を与えることでしょう。真打昇進以降の活躍も期待される彼の今後から目が離せません。

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