立川談之助

立川談之助のプロフィールと経歴

立川談之助（たてかわ だんのすけ）は、1953年6月22日生まれの日本の落語家であり、同時に元参議院議員秘書でもあります。本名は山林博で、落語界では主に新作落語に挑戦し、その独自のスタイルで多くのファンを魅了しています。彼の出囃子は「ぜんづと」で、特異な演目の数々が特徴です。

学歴と師匠の影響

群馬県前橋市出身の談之助は、群馬大学教育学部附属中学校、前橋高等学校、そして明治大学商学部を卒業しました。大学時代には落語研究会に所属し、そこでの経験が彼の芸業に大きな影響を与えました。特に、立川談志に師事して弟子入りした際には、談志が当時参議院議員であったため、同時に秘書としても活動していました。このような背景から、彼は政治と落語の両方を深く理解することができました。

芸歴と新作落語への挑戦

1974年に談志に入門し、「談Q」の名で活動を開始。1978年に二ツ目に昇進し「談之助」に改名し、1992年には真打に昇進します。芸歴の中で彼は古典落語の演技にも挑戦しますが、特に新作落語に力を入れています。「泡沫候補」や「大日本愛国党の赤尾敏」といった、政治をテーマにした作品でも知られています。

人物としての特徴

談之助は、さまざまな分野での知識が豊富で、特にテレビゲームやアニメに関する情報にも精通しています。彼は『ポプコム』で美少女ゲームに関する連載記事を執筆した経験も持ち、現在は『BugBug』でゲームレビューを担当しています。また、彼は『ドラえもん』の小学館コロコロ文庫版の解説を書いた際には、その独特な視点から多くの読者に支持されました。

これらの多様な活動に加え、立川談四楼とともに日本共産党の推薦者名簿に名を連ねています。彼は政治的な活動にも関心を寄せ、特に渋谷区長選挙の際には、立候補を表明していた快楽亭ブラックを応援していました。

著作と活動の幅

談之助は著書も豊富です。主な著書に「禁断のブラック・ギャグ 超過激に笑っちゃう!」や「立川流騒動記」などがあります。特に「立川流騒動記」では、師匠である談志や弟弟子に対する辛辣な批評が話題を呼び、若い落語ファンからも注目されています。

このように、立川談之助は落語界だけでなく、多岐にわたる活動を展開し、独自の視点を持つユニークな人物です。彼の活動や作品は、多くの人々に影響を与え続けています。

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