立川談修

立川談修のプロフィールと芸歴

立川談修（たてかわ だんしゅう）は1973年1月20日生まれ、千葉県の船橋市出身の落語家で、落語立川流に所属しています。本名は占部 直昭です。特筆すべきは、家元として有名な立川談志が生前に最後に認めた真打昇進者である点です。

経歴

入門前の活動

談修は専修大学松戸高校及び専修大学で学び、在学中は落語研究会に参加していました。大学時代は「松風亭タコ三郎」という名前で活動し、後に「松風亭麗枝」として真打としての修行を続けました。また、立川志らくの弟子である立川志ららの2年先輩にあたります。

入門から二ツ目への昇進

彼は1995年の3月に、名人7代目立川談志の門下として弟子入りし、「談修」と名乗りました。この名前は、出身大学の一文字を取ったもので、談志一門で初めての「談修」として活動しています。しかし2002年5月、談志から「二ツ目への昇進意欲が感じられない」として、その他の前座たちと共に破門されてしまいました。

その後、2003年5月に復帰試験が実施され、談修だけが復帰及び二ツ目昇進を認められました。6月には正式に二ツ目に昇進し、2010年2月には四谷区民ホールで開催された『第7回伝統芸能祭 グランドチャンピオン大会』で初優勝を果たしました。さらに、2010年11月6日には「NHK新人演芸大賞」の本戦に出場し、全国放送で彼の落語が初めて放映されました。演目は「宮戸川」で、多くの人々に彼の才能が知られるきっかけとなりました。

真打への昇進

2011年11月、彼の師匠である談志が亡くなりますが、その後2013年春には真打に昇進しました。これにより談志が最後に昇進を認めた真打となり、彼自身の存在が落語界で非常に重要なものとなりました。2018年7月には、亡き兄弟子である立川左談次の預かり弟子である立川談吉を引き取ることになり、次世代への影響力も発揮していくことになります。

人物像と特筆事項

談修は、2004年の新年会では、他の弟子たちと共に再度の復帰試験に臨むことになります。この際、踊りのパフォーマンスが「ラジオ体操」と評されるほどで、そのユーモラスな特徴が印象に残ります。彼は、談志から「これが余興で金が獲れるレベルなんだ」と評価されるほど、特異な存在感を持つ人物です。

芸歴まとめ

• - 1995年3月: 七代目立川談志に入門し、「談修」を名乗る。
• - 2002年5月: 破門を経験。
• - 2003年5月: 復帰試験及び二ツ目昇進試験を受け合格。
• - 2011年: 師匠の談志が死去。
• - 2013年: 真打昇進を果たす。

受賞歴

• - 2010年2月: 『第7回伝統芸能祭 グランドチャンピオン大会』で優勝を達成。

弟子たち

• - 二ツ目: 立川談吉（談志門下から立川左談次門下に移籍したが、左談次の死去に伴い預かり弟子に）
• - 廃業: 立川花修

落語界の中で談修は個性的なキャラクターと、その独特の芸風で多くの支持を受けています。また、彼の影響を受けた弟子たちの活躍も注目されており、今後の活動に期待が寄せられています。

もう一度検索