立憲フォーラム

立憲フォーラムについて

立憲フォーラムは、2013年4月25日に設立された、日本の護憲派による超党派の議員連盟であり、立憲民主党の議員が主導しています。代表には近藤昭一衆院議員が就任し、幹事長には辻元清美氏が選ばれました。この議員連盟は、1996年に旧日本社会党の落選者を支援するために発足した勉強会「サンクチュアリ」を背景に持っています。

このフォーラムの目的は、自由民主党や日本維新の会が推進する日本国憲法第96条の改正に反対し、憲法全体の改正にも否定的な立場を取ることにあります。設立の際には35名が参加し、講師に元新党さきがけ代表の武村正義氏や民主党の藤井裕久氏が招かれました。元首相の菅直人氏や当時の社民党党首福島瑞穂氏なども出席したことが特筆されます。

フォーラムは、具体的には第23回参議院議員通常選挙において改憲派の議席獲得を阻止することを目指しています。メンバーの多くは、日本国憲法の全条文を改正すべきでないと考えており、その活動が注目されています。

2017年には、民進党が希望の党との合流を決定し、これに反対する議員たちが立憲民主党を結成しました。立憲フォーラムに所属していた大半の議員が新政党に参加し、これによりフォーラムの構成が変わることとなりました。特に、「戦争させない・9条壊すな！ 総がかり行動実行委員会」といった左派系市民団体との連携を強化している点も特徴の一つです。

その後の2021年、辻元清美幹事長が第49回衆議院議員選挙で落選した後、フォーラムの活動は停滞しがちになりました。しかし、2022年には安倍元首相の国葬に対する抗議活動に近藤議連代表や他の幹部が参加するなど、活動の再活性化の兆しも見られました。

2022年10月には役員人事が行われ、枝野幸男前立民代表や元首相の菅直人が顧問に就任し、副代表には逢坂誠二、西村智奈美、長妻昭が選出されるなど、新たな構成が整えられました。

呼びかけ人および役員

立憲フォーラムの関係者には、阿部知子、江崎孝、近藤昭一、篠原孝、武内則男、辻元清美、那谷屋正義、水岡俊一、吉川元、吉田忠智などの議員が含まれ、その中で代表や副代表、幹事長といった役員が置かれています。また、フォーラムには元役員も多数存在し、彼らの活動履歴も興味深いものです。特に、平岡秀夫や服部良一、岡崎トミ子といった著名な政治家たちも、同フォーラムの活動に関与していました。

立憲フォーラムは、憲法擁護の面での役割を果たすべく、今後も活動を続けていくでしょう。憲法改正や集団的自衛権反対の運動は、日本の政治において重要なテーマであり、これに対する関心は高まっています。

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