競馬エース

株式会社競馬エースの概要

株式会社競馬エースは愛知県名古屋市港区須成町に本社を置く、競馬に関する専門資料を発行する企業です。主に東海地方の地方競馬を対象とした専門紙「競馬エース」と「競馬東海」を発行しています。この地区で地方競馬専門紙を発行しているのは、2011年時点で唯一の存在であり、事実上市場での独占的地位を確立しています。

かつては「競新」という地方競馬専門紙も発行していましたが、販売不振や運営上の問題から休刊に至っています。当時の編集長によれば、「競新」の休刊は、コスト削減を目的としたのではなく、年末年始の名古屋・笠松でのダブル開催にあたり、3紙を発行することが難しくなったためのものでした。また、将来的には復刊を目指しているとも語っていましたが、2020年の段階ではその計画は実現していません。

過去には月刊誌として「競馬エース」を発行し、東海地区だけでなく金沢競馬場や春木競馬場でのレース結果なども掲載していましたが、こちらも廃刊となりました。また、競馬ファンを対象とした中央競馬専門紙「競馬ファン」の発行も行っており、名古屋を拠点としていた唯一の中央競馬専門紙でしたが、2009年3月29日をもって休刊に至っています。

沿革

• - 1968年（昭和43年） - 「競馬エース」の創刊が行われました。
• - 1973年（昭和48年） - 「競馬ファン」の発行元を買収し、株式会社競馬ファンを設立。
• - 1989年（平成元年） - 9月5日に株式会社競馬エースが設立されます。
• - 1991年（平成 3年） - 競馬エースが「競新」を吸収合併し、その運営を引き継ぎました。
• - 2002年（平成14年） - 7月に競馬エースが「競馬東海」を吸収合併しました。
• - 2003年（平成15年） - 「競新」は休刊となります。
• - 2004年（平成16年） - 株式会社競馬エースと株式会社競馬ファンが合併し、株式会社競馬エースが再構築されます。
• - 2009年（平成21年） - 中央競馬専門紙であった「競馬ファン」は休刊となりました。

姉妹紙

同社は福山競馬向けに「福山エース」と呼ばれる専用新聞も発行しており、地域の競馬ファンに向けた情報提供を行っています。これにより、競馬エースは東海地方のみならず、広範囲な競馬関連の情報源としての役割を担っているのです。今後の展開や復刊に関する動向に対し、競馬ファンからの期待も高まっています。

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