笠兼三

笠兼三（りゅう けんぞう）は、1973年11月3日生まれの日本の俳優です。神奈川県鎌倉市出身で、神奈川県立長後高等学校、日本映画学校を卒業しています。特技はスキーと剣舞で、身長179cmと恵まれた体格の持ち主です。俳優としての活動に加え、声優としても活躍しています。

生い立ちと家族

笠兼三の祖父は、映画史に名を残す名優・笠智衆です。彼は、その祖父のドキュメンタリードラマで、笠智衆の息子である笠徹役を演じ、深い縁を感じさせました。このことからも、俳優としての彼のルーツと、演技に対する情熱が感じられます。

俳優としてのキャリア

笠兼三は、テレビドラマ、映画、舞台と幅広い分野で活躍しています。

テレビドラマ
『海猿』では、尾北役を演じ、その後のシリーズにも出演しています。
NHK大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』では、脇坂安治役を演じました。
『水戸黄門』では、複数の役で出演し、時代劇での存在感を示しています。
刑事ドラマ『臨場』、『相棒』、『警視庁捜査一課9係』、『特捜9』など、数々の作品で警察官や刑事役を演じ、その演技力が高く評価されています。
その他、『パンドラの果実科学犯罪捜査ファイル』や『大豆田とわ子と三人の元夫』など、話題のドラマにも出演しています。
近年では、祖父・笠智衆を題材としたドキュメンタリードラマ『郷土の偉人シリーズ 名優 笠智衆〜春風のあるがごとし〜』で、父である笠徹役を演じ、大きな話題を呼びました。
WOWOWの連続ドラマW OZU 〜小津安二郎が描いた物語〜』にも出演するなど、活躍の幅を広げています。

映画
『日本の黒い夏─冤罪』で柳田記者役を演じたのを皮切りに、『LIMIT OF LOVE 海猿』など、数々の作品に出演しています。
『おくりびと』や『はやぶさ 遥かなる帰還』など、話題作にも出演しています。
『探偵はBARにいる』シリーズでは、複数の役で出演しています。
『暗殺教室』シリーズでは、陸上自衛官役を演じ、その存在感を発揮しました。
『麻雀覇道伝説 天牌外伝』では、ママ役を演じるなど、幅広い役柄をこなしています。
近年では、『いのちの停車場』や『大怪獣のあとしまつ』などに出演しています。

舞台
『ジュリエットの森』、『レッドレイン』、『鏡の魚』など、数々の舞台に出演。
『エンゼルウイング・シングルウイングズ』や『飛行場長サンテグジュペリ』など、意欲的な作品にも挑戦しています。

その他
ユニクロのポスターモデルを務めました。
* ゲーム『SIREN2』では、声優として沖田宏役を演じました。

人物

笠兼三は、その演技力と幅広い役柄をこなす才能で、多くのファンを魅了しています。また、祖父である笠智衆の血を引く俳優として、その活躍は常に注目されています。今後も、テレビ、映画、舞台と、様々な分野での活躍が期待される俳優です。

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