第100回東京箱根間往復大学駅伝競走
第100回東京箱根間往復大学駅伝競走
2024年（令和6年）1月2日から1月3日まで、東京箱根間往復大学駅伝競走（通称：箱根駅伝）の第100回大会が行われました。この大会は、特別な記念大会となり、参加チーム数が通常より3校多い23校に増やされました。大会のために「箱根駅伝100回記念ロゴ」も制作され、華やかな幕開けを飾りました。
大会の背景
通常は関東の大学のみが参加するこの駅伝において、今大会では関東外の大学にも参加の門戸が開かれました。この変更により、予選通過のチーム数も増枠され、より多くの大学が参加することとなりました。また、昨年大会では編成された関東学生連合チームは、今回の大会では組まれませんでした。
2024年の大会前日、能登半島地震が発生し、大会の開催が危惧される声もありましたが、最終的には予定通り開催されることが決定しました。
実施日程
- 大手町（スタート） - 鶴見 - 戸塚 - 平塚 - 小田原 - 箱根町芦ノ湖駐車場入口（ゴール）
- 箱根町芦ノ湖駐車場入口（スタート） - 小田原 - 平塚 - 戸塚 - 鶴見 - 大手町（ゴール）
参加大学と選手
総合成績の上位10校（シード校）と、予選を通過した13校の合計23校が参加しました。特に注目すべきは、予選敗退をリベンジし、本大会に復帰した大学の存在です。東京農業大学は10年ぶり、また日本大学は4年ぶりの出場を果たしました。予選で苦戦し総合11位だった東京国際大学が7年ぶりに予選通過を逃した一方、専修大学は4年ぶりに予選敗退し、長い歴史の中での厳しさを物語っています。
各大学のエントリー選手については、参加校のエースたちが揃い、特に駒澤大学は過去に三冠を達成した経験を持つ大学で、青山学院大学、中央大学、國學院大学との優勝争いが期待されました。
往路競技
1区
駒澤大学の篠原倖太朗選手が好タイムを記録し、他の大学との差を広げる形でスタートしました。特に記録が注目され、1区で歴代2位の1時間01分02秒という素晴らしい成績を収めました。一方、後ろの選手たちは、駿河台大学のレマイヤン選手が序盤苦戦。しかし、2番手に滑り込み、結果的には6位でフィニッシュしました。
2区
この区間では、青学大の鈴木選手が安定したペースでリードし、最終的に区間2位の06分20秒を記録しました。そして、後続の創価大学のムチーニ選手が素晴らしい追い上げを見せ、青学大の選手とともに素晴らしい戦いを繰り広げました。
3区
3区では青学大の太田選手が驚異的な59分台を記録しましたが、駒澤大学も最後まで追い上げを見せ順位をキープしました。特に、推進力を併せ持つ青学大の走りが印象に残りました。
・・・
最後に、記念すべき第100回大会は、過去の歴史を踏まえた様々なドラマが繰り広げられました。特に青山学院大学が総合優勝を果たし、歴史的な瞬間が生まれるとともに、シード権争いや各校の熱戦も記憶に残るものとなりました。今後も箱根駅伝の魅力と情熱が受け継がれていくことを願います。
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