第12回ロサンゼルス映画批評家協会賞

第12回ロサンゼルス映画批評家協会賞の受賞者一覧

1986年、ロサンゼルス映画批評家協会はその年の映画界を振り返り、第12回映画批評家協会賞の受賞者を発表しました。この賞は映画の質を評価し、それにふさわしい業績を称えるために設立されたもので、多くの才能ある映画人に光を当てています。授賞式は1987年1月29日に行われ、受賞結果は以下の通りです。

主演男優賞

• - ボブ・ホスキンス – 『モナリザ』

ボブ・ホスキンスは、彼の力強い演技で観客を魅了しました。彼が演じるキャラクターは、複雑な感情とドラマを持ち合わせており、その演技は多くの人々に感動を与えました。

主演女優賞

• - サンドリーヌ・ボネール – 『冬の旅』

フランスの女優、サンドリーヌ・ボネールは『冬の旅』での演技が評価され、主演女優賞を受賞しました。彼女の繊細な演技は、映画のテーマに見事に寄り添い、多くの評価を受けました。

監督賞

• - デヴィッド・リンチ - 『ブルーベルベット』

デヴィッド・リンチは、その独特なスタイルで映画界に新たな風を吹かせました。『ブルーベルベット』は、深い心理描写と驚きの展開で、観る者を引き込み、彼にはふさわしい賞でした。

作品賞

• - 『ハンナとその姉妹』

ウディ・アレンによるこの作品は、家族の複雑さや人間関係の深さを描写しており、その完成度の高さが評価されて作品賞に輝きました。この映画はアレンの名作としても知られています。

外国映画賞

• - 『冬の旅』 (フランス イギリス)

この映画は、ストーリーと映像美が融合した素晴らしい作品です。特にサンドリーヌ・ボネールの演技が際立っており、どのシーンでも圧倒的な存在感を放っています。

音楽賞

• - 『ラウンド・ミッドナイト』 - ハービー・ハンコック、デクスター・ゴードン

ジャズの巨人たちによるこの作品の音楽は、映画の雰囲気を一層引き立て、視覚と聴覚の両方で観客を楽しませました。

脚本賞

• - 『ハンナとその姉妹』 - ウディ・アレン

ウディ・アレンの脚本は、観客を引き込む魅力的な文章が特徴で、登場人物の内面的な葛藤を巧みに描写しています。この作品はその優れたストーリーで高く評価されました。

助演男優賞

• - デニス・ホッパー – 『ブルーベルベット』、『勝利への旅立ち』

デニス・ホッパーはこの2作品で印象的な演技を見せ、助演男優賞を受賞しました。彼のハマり役は、観る者に強い印象を与えました。

助演女優賞

• - キャシー・タイソン – 『モナリザ』
• - ダイアン・ウィースト – 『ハンナとその姉妹』

キャシー・タイソンとダイアン・ウィーストは、それぞれの作品で印象的な役割を果たし、その演技が認められて助演女優賞に選ばれました。彼女たちの演技は作品全体を引き立て、多くの観客に深い感動を与えました。

このように、第12回ロサンゼルス映画批評家協会賞は、1986年の映画界における数々の素晴らしい業績を称えるものであり、多くの才能が受賞しました。受賞作や受賞者の演技は、今なお多くのファンに愛され続けています。

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