第12回南インド国際映画賞

2024年9月14日と15日、アラブ首長国連邦ドバイのドバイ・ワールド・トレードセンターにて、第12回南インド国際映画賞（SIIMA）が開催されました。この映画賞は、南インド映画産業を代表する祭典として知られ、タミル語、テルグ語、マラヤーラム語、カンナダ語映画の優れた作品や俳優、監督、音楽家を称えます。

今年の授賞式は、各言語部門に分けられ2日間にわたって行われました。14日にはテルグ語映画とカンナダ語映画部門、15日にはタミル語映画とマラヤーラム語映画部門の受賞者が発表されました。各部門の司会は、テルグ語部門がシムラン・チョーダリーとスディガリ・スディール、カンナダ語部門がリシとシューブラ・アイヤッパ、タミル語部門がバーヴァナ・バーラクリシュナンとサティーシュ、マラヤーラム語部門がアディル・イブラーヒームとパール・マーニーが務めました。

授賞式では、主要部門賞に加え、作品賞、演技賞、新人賞、音楽賞、審査員賞、そして特別賞など、数多くの賞が贈られました。中でも注目を集めたのは、生涯功労賞を受賞したヴィジャヤカーントと、功労賞を受賞したシヴァ・ラージクマールです。長年にわたる映画界への貢献が称えられました。

そのほか、特別演技賞にはS・J・スーリヤー、芸歴20周年表彰にはタマンナー・バティア、センセーション賞にはサンディープ・レッディ・ヴァンガ、ライジング・スター賞にはサンディープ・キシャンがそれぞれ選ばれました。これらの賞は、それぞれの分野で大きな功績を残した、または将来への期待の高さが認められた俳優や監督を表彰しています。

また、有望な若手俳優やプロデューサーを表彰する部門も設けられました。テルグ語映画部門では、『Mem Famous』でスマント・プラバースが有望男優賞、『Raavana Kottam』でカンナン・ラヴィ・グループが新進プロデューサー賞を受賞。タミル語映画部門では、『Dada』でカヴィン・ラージが有望男優賞を受賞しました。カンナダ語映画部門では、『Love』でヴルシャ・パーティルが有望女優賞、『Tatsama Tadbhava』でアンヴィト・シネマズとP・B・スタジオが新進プロデューサー賞を受賞しています。さらに、シュルティ・ハーサンがテルグ語映画部門エンターテイナー賞、シヴァ・ラージクマールがカンナダ語映画部門エンターテイナー賞を受賞するなど、多様な才能が称えられました。

第12回南インド国際映画賞は、南インド映画界の輝かしい才能を広く世界に示す、盛況のうちに幕を閉じました。受賞者たちは今後の活躍も期待され、南インド映画界のさらなる発展に貢献していくことでしょう。

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