第12施設群

第12施設群の概要と沿革

第12施設群（だいじゅうにしせつぐん）は、陸上自衛隊に属し、岩見沢駐屯地（北海道岩見沢市）に駐屯しています。この部隊は第3施設団の隷下にある施設科部隊であり、国内外でのさまざまな任務に従事しています。群長は1等陸佐（二）が務めており、岩見沢駐屯地司令も兼任しています。

任務と活動内容

第12施設群の主な目的は、有事に際し全ての部隊の行動を支援することです。このため、部隊は障害物の構成・処理、掩体の構築、渡河作業や交通関連業務を行っています。また、災害派遣活動にも力を入れており、九州豪雨、北海道胆振東部地震、東日本大震災などの大規模災害においては、施設機材を使用して瓦礫の撤去や道路の応急復旧を行っています。さらに国際平和協力活動にも参加し、世界各地での貢献を果たしています。

沿革

• - 1952年11月22日: 独立第532施設大隊が金沢駐屯地に新編されました。
• - 1953年2月28日: 同大隊が岩見沢駐屯地へ移駐。
• - 1954年7月1日: 大隊の名称が第1施設群第102施設大隊に変更されました。
• - 1961年8月17日: 第3施設団の新編に伴い、同団に編成されました。
• - 1976年3月25日: 第102施設大隊を基に、正式に第12施設群が岩見沢駐屯地に新編。
• - 1982年3月25日: 第304ダンプ車両中隊が廃止。
• - 1988年3月25日: 第301地区施設隊が廃止され、第342施設中隊が名寄駐屯地に新編されました。
• - 1996年3月29日: 第302坑道中隊が新たに新編。
• - 2000年3月28日: 整備部門が北部方面後方支援隊第101施設直接支援大隊第2直接支援中隊へ移管。
• - 2004年3月23日: 第342施設中隊及び第341施設中隊が廃止され、新たに編成が行われました。
• - 2008年3月26日: 北部方面施設隊に編合。
• - 2017年3月27日: 機能別中隊に改編され、再編された第3施設団に属するようになりました。
• - 2024年3月21日: 第302坑道中隊が廃止。

現在の編成

現在の第12施設群は、岩見沢駐屯地において活動し、以下の部隊が編成されています。

• - 第12施設群本部
• - 本部管理中隊「12施群-本」
• - 第398施設中隊「12施群-398」（築城・障害）
• - 第399施設中隊「12施群-399」（機動支援）
• - 第400施設中隊「12施群-400」（交通）

警備隊区

第12施設群は、警備隊区として空知管内の一部（岩見沢市、三笠市）を担当しています。これにより、地域住民の安全を確保しつつ、必要な施設支援を行う体制を整えています。

以上が第12施設群の概要および沿革に関する情報です。災害時や緊急時に頼りにされる存在として、今後もその重要な役割を果たし続けることでしょう。

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