第15輜重大隊 (フランス軍)

第15輜重大隊の概要

第15輜重大隊（15e Bataillon du Train）は、フランス陸軍の後方支援を専門とする部隊で、オート＝ヴィエンヌ県リモージュに駐屯しています。この部隊は、CFAT（フランス軍の後方支援部隊）に属し、多岐にわたる兵科からなる伝統的な輜重兵の役割を果たしています。

沿革

この部隊の歴史は1812年に遡ります。当初は第15戦列馬車大隊として編成され、その後1875年には第15輜重隊としてチュニジアで再編成されました。長い歴史の中で、この部隊はマダガスカルや中国などさまざまな地域に派遣され、重要な役割を果たしました。

1977年には第15指揮支援連隊が編成され、1980年には輜重業務を引き継ぎました。1994年には第15輜重連隊に改編され、2000年には現在の第15輜重大隊に名称変更されました。

部隊の構成

第15輜重大隊は、総人数約240名で構成されており、その中には将校17名、4つの科室で活動する女性下士官56名、107名の軍属（その内14名が女性技官）、および56名の軍属がいます。また、61名の軍属のうち24名が女性事務官となっており、さらに5つの予備科室も設置されています。

大隊本部

大隊本部には人事財産管理科、社会的情報・法務管理科、そして隊員家族支援科が置かれ、各種の管理業務やサポートを行っています。

大隊の任務

この大隊の主な任務は、各連隊の本部管理中隊を支援し、駐屯地間の備品の移動などに関連する業務を遂行することです。リモージュ駐屯地での活動を中心に、特に第3旅団本部管理中隊の支援業務にも携わっています。

主要装備

第15輜重大隊は、いくつかの重要な装備を保有しており、これにより任務を効果的に遂行しています。主な装備品には、GIAT BM92-G1、FA-MAS、P4、TRM 2000、TRM 10000などがあります。

付随情報

第15輜重大隊はフランス軍の一部であり、フランス陸軍内での後方支援の役割を担っています。また、北大西洋条約機構（NATO）における多国籍な連携においても重要な機能を果たしています。歴史ある部隊として、地域の安定と安全に寄与し続けている存在と言えるでしょう。

もう一度検索