第17工兵落下傘連隊

第17工兵落下傘連隊について

第17工兵落下傘連隊（17e régiment de génie parachutiste、17e RGP）は、フランス陸軍で特に重要な役割を持つ空挺部隊です。この部隊は、タルヌ＝エ＝ガロンヌ県のモントーバンに駐屯しており、伝統的には工兵部隊として分類されています。連隊は、第11落下傘旅団に所属し、さまざまな任務に対応するために設計された専門部隊です。

沿革

設立と発展

第17工兵落下傘連隊は、1945年に設立されました。これは、第二次世界大戦後の新たな防衛ニーズに応えるためでした。設立以来、連隊は数々の訓練や作戦を通じて、その能力を高めてきました。そして、1999年には第11落下傘旅団の一部として再編成され、より高度な戦術運用への対応力が強化されました。

部隊編成

現在の部隊は、多様な役割を果たすために組織されています。具体的には、連隊本部を中心に、管理中隊、3つの中隊（第1、中隊、第2、中隊、第3中隊）、および管理支援中隊が存在します。この管理支援中隊は、武器や車両、通信機器の整備を担当しています。また、支援中隊と予備訓練中隊も配置されており、これによって訓練や準備活動も効率的に行われています。

人員構成

連隊は、約900名の兵士で編成されています。この人数は、必要な任務に応じて調整される場合があります。連隊のメンバーは、それぞれの専門分野で異なる訓練を受けており、様々な場面において高い能力が期待されています。

主要装備

第17工兵落下傘連隊は、近代的な武器および装備を保有しています。主な装備には、以下のものがあります。

• - GIAT BM92-G1
• - FA-MAS
• - FR-F2
• - AAT-F1
• - AA-52
• - 12.7mm重機関銃
• - EBG（装甲工兵車）
• - MPG（多目的工兵車、バケットローダー）
• - VAB
• - VAL
• - P4

これらの装備は、地上戦における多様な任務に対応できるようにするために選ばれています。

関連項目

第17工兵落下傘連隊は、フランス軍の一部として、国際関係にも深く関与しています。特に北大西洋条約機構（NATO）との連携において、その能力を発揮する場面が増えています。また、フランス陸軍全体の中での位置づけや役割も注目されており、国際的な任務や演習への参加も行っています。

このように、第17工兵落下傘連隊は、特殊な任務や国際的な協力に対応するために、常に進化し続ける部隊です。

もう一度検索