第19工兵連隊 (フランス軍)

第19工兵連隊

第19工兵連隊（19e régiment du génie）は、フランス陸軍に属し、ドゥー県のブザンソンに駐屯しています。この連隊は第1機甲師団の傘下にあり、その役割は主に工兵任務に従事することです。工兵部隊としての歴史を持つこの連隊は、フランスの軍事力において重要な役割を果たしています。

沿革

第19工兵連隊の歴史は、1962年にブザンソンからヴォーバンに移駐したことに始まります。この頃より、連隊はフランスの防衛及び工兵業務に貢献し始めました。1999年には第7機甲旅団の隷下に組み込まれ、その後、2016年に第1機甲師団の傘下に再編成されました。このように、連隊は時代の変遷に応じて所属を変更しながら、フランス陸軍の工兵としての伝統を守っています。

最新の部隊編成

現在の第19工兵連隊は、多様な機能を持つ部隊として編成されています。主な構成は以下の通りです：

• - 連隊本部
• - 本部管理中隊
• - 第1中隊
• - 第2中隊
• - 第3中隊
• - 第4中隊
• - 偵察・支援中隊（偵察小隊、対戦車小隊、迫撃砲小隊を含む）
• - 管理支援中隊（武器・車両・通信の整備等）

この構成により、連隊はさまざまな作戦に対応できる能力を持っています。連隊の定員は約1,000名であり、各部隊が連携して任務を遂行します。

主要装備

第19工兵連隊は、様々な主要装備を有しています。これにより、工兵任務を効率的に遂行するための能力が確保されています。主な装備は以下の通りです：

• - GIAT BM92-G1（装甲兵員輸送車）
• - FA-MAS（フランス製突撃銃）
• - FR-F2（精密狙撃銃）
• - AAT-F1（対戦車ミサイルランチャー）
• - AA-52（軽機関銃）
• - 12.7mm重機関銃
• - LLR 81mm迫撃砲
• - EBG（装甲工兵車）
• - MFRD（地雷敷設車）
• - PMM（地雷除去車）
• - PAA（パネル型架橋車）
• - MPG（多目的工兵車）
• - EFA（浮橋車）
• - MAT（車両渡河資材）
• - VAB、VAL、P4等の輸送車両

これらの装備を駆使して、連隊は地雷処理、橋梁架設、各種工事作業などの多岐にわたる工兵任務を遂行します。特に、現代の戦場において迅速な対応が求められる中で、これらの能力は非常に重要です。

関連項目

第19工兵連隊は、フランス陸軍の一部であり、さらに北大西洋条約機構（NATO）とも関連がある部隊です。これにより、国際的な協力や共同訓練を通じて、防衛能力の向上にも寄与しています。

もう一度検索