第2回ブリーダーズゴールドカップ

第2回ブリーダーズゴールドカップ

1990年9月24日に開催された第2回ブリーダーズゴールドカップは、札幌競馬場で行われました。このレースは、中央競馬および地方競馬からの招待馬が集まり、熱い戦いが繰り広げられました。

競走施行時の状況

当時、競走馬の年齢は旧表記の数え年で記されていましたが、出走馬の中には注目すべき存在が多数いました。中央からは関西馬のプレジデントシチーとイチアヤヒデ、そして関東馬のキリサンシーが参加しました。 プレジデントシチーは主に芝で活躍しており、過去には朝日チャレンジカップや小倉記念を制覇した実績があります。初めてのダート戦に挑んだタイムス杯での勢いを持ち込んで、今回は4番人気という位置づけで出走しました。一方のイチアヤヒデも前年の重賞戦線での活躍があり、ここにも注目が集まりました。

地方からは、笠松競馬からのハツピーダンデイとポールドヒユーマが招待され、特にハツピーダンデイは前回大会の覇者で、その期待を背負って出走しました。地元馬では、前年リターンがあったホロトマイケルを始め、北海優駿の勝ち馬タキノニシキやその2着馬ホロトウルフも参戦し、注目が集まりました。

出走馬と枠順

競走当日は雨が降り続き、馬場状態は不良でした。そのような厳しいコンディションの中、各馬はスタートを切りました。中でもプレジデントシチーは速いペースで逃げ、このレースの流れを一気に作り出します。対するタキノニシキは後方から追い上げを図りますが、前馬には届かず。結果として、プレジデントシチーはレースを制しました。

競走結果

プレジデントシチーの勝ち時計は驚異の2分31秒0。このタイムは、第1回のフェートノーザンの記録を0.9秒更新するもので、以降の札幌での開催ではこの記録が破られることはありませんでした。接戦の末、2着のタキノニシキには9馬身の差がつき、3着にはハツピーダンデイが入りました。地方馬の中ではポールドヒユーマが5着、地元のホロトマイケルは6着と残念な結果でした。また、前年の2着馬ホロトウルフは8着、中央馬のイチアヤヒデは9着、キリサンシーは10着と、出走した多くの期待馬が沈んでしまう展開となりました。

払戻金

このレースはプレジデントシチーの圧勝により、馬券購入者には大きなリターンをもたらしました。

事故や怪我のないレース、参加した全ての馬にとって貴重な経験となることでしょう。北海道の競馬ファンにとっても特別な意味を持つブリーダーズゴールドカップは、今後も記憶に刻まれることでしょう。

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