プレジデントシチー

プレジデントシチーの栄光と歩み

プレジデントシチー（欧字名: President City）は、1983年4月3日に生まれた日本の競走馬で、後に種牡馬としても知られる存在となりました。彼の競走成績は、1987年の朝日チャレンジカップ、1988年の小倉記念、1990年のブリーダーズゴールドカップといった重賞競走に彩られています。また、1991年の天皇賞・秋では、メジロマックイーンによる斜行の被害馬としても話題になりました。

競走馬時代の経歴

プレジデントシチーは1985年11月30日、阪神競馬場で行われたサラ系3歳新馬戦にて藤原哲朗騎手と共にデビューしました。このレースでは、12番人気ながら4着という素晴らしい結果を残しました。次の出走となる新馬戦でも2着に終わったものの、8ヶ月後に小倉競馬場での未勝利戦で待望の初勝利を飾ります。

その後も彼は順調に成長し、違う条件戦を2勝し、3連勝の喧騒の中で愛知杯に出走しましたが、ここでは惜しくも2着でした。続くセントウルステークスでも2着と、良い結果を連発しました。

1987年は、京都記念からスタートしたものの、シンチェストの前に敗北。中日新聞杯では11着とふるわず、西日本スポーツ杯では1番人気に推されたにも関わらず3着に終わりました。その後小倉記念では、騎手を河内洋に変更し、2着に入ると、続く朝日チャレンジカップで見事に重賞初勝利を達成します。この勝利は、前走で敗北した競走馬たちを見事に打ち破った証でもあります。

次の年1988年は宝塚記念に出走し、惜しくも6着。その後金鯱賞で2着、高松宮杯では5着という結果を残します。小倉記念では前年のオークス馬コスモドリームを相手に、驚くべき優勝を果たし、2度目の重賞勝利を手にしましたが、その後は出走しませんでした。

1989年には産経大阪杯に出走したものの6着、天皇賞・春では11着と厳しい結果が続きます。オープン戦で意地を見せ、グリーンステークスでは1番人気で勝利を収めたものの、続く宝塚記念では最低人気扱いで13着となっています。この年は金鯱賞で3着、北九州記念で2着と再び息を吹き返したかに見えました。

1990年は全休明けからの復帰となり、タイムス杯で3着の後、小倉記念では惨敗しました。その後のブリーダーズゴールドカップではレコード勝ちを遂げるなど、健在ぶりを証明しましたが、年内は天皇賞など重賞競走で成績を残せずに終わります。90年には現役を続行し、オープン戦に出場しつつも着外が続き、天皇賞・秋では進路妨害の影響を受け、最終的に17着となりました。

その後1992年には札幌日経賞に出走したものの10着で、これを最後に現役引退を決意します。

引退後の活動

プレジデントシチーは競走馬としてのキャリアを終えた後、種牡馬として活動しました。しかし、種付けを受けた頭数はわずか6頭、登録された産駒も3頭のみという不振に悩まされました。競走成績も低迷し、地方での2勝に留まります。最終的には1995年11月19日に種牡馬を引退しましたが、その後の動向は現在に至るまで不明です。

まとめ

プレジデントシチーは、華やかな競走履歴と短い種牡馬生活を送った名馬と言えるでしょう。彼の成績は素晴らしいものがあり、後世の競走馬や競馬ファンにその名を記憶させる存在でした。彼の印象深い目標達成の数々は、今でも多くの人々に愛されています。

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